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私のすね毛

私は、右のすね毛を、愛おしげに撫でている。
そのすね毛は、まるで狐のしっぽのように長くてふさふさしていて、ちょっと茶色っぽい。

私の美しいすね毛。
私は満足げに、艶やかなすね毛を眺める。

その時、
あ! 白髪!
すね毛の中に白髪を一本見つけて、私は叫んだ。
なんてことだ。
私は、その白髪をふさふさの中にかくすように埋め込んで、また優しく撫でつけた。

その後私は、銭湯らしきところに行った。
その時だ。

あれ?みんなにはふさふさのすね毛がない!
どうして私だけ?

急に恥ずかしくなった私は、そのすね毛の束を、まるでシールでも剥がすように、剥ぎ取った。
痛くなかった。

そして、脱衣所の中に入ると、そこにいた同僚が、
ようやくすね毛剃ったんだね。
と言った。

私は同僚に、
え、気がついていたなら言ってよ!
と言った。

大事にしてるみたいだったから…
同僚は、笑いながら言った。




私は、すね毛はほとんどない。
それなのに、なんでこんな変な夢を見たのだろう。

でも、あんまりにも面白くて、起きるなりこの夢をメモりました。
すごい夢を見た!
と思っても、夢って案外すぐ忘れちゃいます。
だから私は時々夢をメモします。

本当は毎日夢の記録をつけるといいらしいのだけど、朝が弱い私には、そんな余裕はないのです😅
現にこの日は、電車に遅れそうになった 笑

夢って本当に不思議です。
夢の中では、思いもしないことが起こる。
この夢は、何かを意味しているのだろうか?

夢占いで、「すね毛」と検索すると、

艶やかな毛、ふさふさの毛、美しい毛、イキイキとした毛などは、生命力の高まりの象徴です。

とありつつも、すね毛となると…
のびのびと行動したいと思いつつ、躊躇してるとか、心の中の引っ掛かりとか。
女性の場合だと、たくさんのすね毛は女性としての魅力がないことに、不安を抱いているとか。

そしてそれを引っ剥がした私は、もしかしたら、私は、その迷いを、安心感をとっぱらって、新たな道へ進むことを望んでいるのかもしれない。

思い当たることがある。
ずっと悩んでること。
言ってしまったら、もう進むしかない道。
今はまだ言えませんけど、これからの私の人生を大きく変えるかもしれない。
そんな大きな問題を抱えている毎日が、こんな夢を見せたのかもしれません。

それから、髪を短く切り過ぎた私は、子供達からはおばさん化したと言われ、なんだかスカートがに合わなくなったような気もして、ちょっと凹んでいた。
でも、この湿気が多い時期は、本当に楽なんですけどね。
まあ、髪はそのうち伸びるから、良しとします。


実はこの日、立て続けに変な夢を見続けた。

子供の頃の家の和室に寝ていて、
起きたままの姿で、庭に出るサッシを開ける。
そこにはなぜかこたつ布団が干してある。
私はそのこたつ布団を捲るように庭に出て、寝巻きにサンダルのまま、
行ってきまーす!
と仕事に行こうとしている。
見ると、父と母が、その部屋で並んで寝ている。
その時母の目覚ましが鳴った。

その目覚ましの曲は、なんと
マンウィズ(MAN WITH A MISSION)だった。

まあ、それはわかるな。
この数分後に、本当にマンウィズの曲が流れ、私は目を覚ましたのだから…

その、部屋から外の景色を隠すようにかかっているこたつ布団や、離婚した両親が並んで寝ている風景にも何か意味があるのか?

そこまでは調べなかったけれど…

夢って面白いですね。


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