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発砲通報プロ


パンッ!
激しい発砲音が鳴り響いた。

一斉に走り去る若者達
七人ほどだろうか?

その音を聞いた通報者は、
すぐに100mほど先にいる捜査員に呼びかけた。

発砲と同時に通報するのだから、発砲通報プロに違いない。

捜査員はその先で、白い紐を引いて、彼らが逃げ込んでくるのを捉えようとしている。

逃げる者達の進路は一直線で、逃げ場はない。

30秒もしないうちに、彼らは次々に捉えられ、1番、2番、などと番号をつけられた旗の元に座らされた。

彼らはなぜか、晴々しい顔をしていた。
捕まえられて、むしろ安心したのだろうか?

通報者は、捕えられた者の名を順番に叫んでいる。

しかし、彼らの中に発砲者はいなかった。
一体彼らは、なぜ逃げたのか?

しかし、しばらくすると、また発砲音が鳴り響いた。

またしても通報者が、100m先の捜査員に呼びかけた。

2組目スタートしました。

1位 3組 佐藤くん
2位 1組 鈴木くん
3位 2組 高橋くん
4組 田中くん 頑張ってください!

本文ここまで 410文字

これは、たらはかにさんの企画
#毎週ショートショートnote
に参加した者です。

お題は、「発砲通報プロ」
ですが…
いやあ、無理がありますかね。
無理矢理でしたね  笑

お題、難しかったです。

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