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静岡県最南端の海、御前崎

前回の記事の続きです。
前回の記事はこちら⤵︎

明治時代に作られた国指定重要文化財の灯台とともに、重要文化財になっているのが、灯台の横にある旧官舎と、旧回転機械分銅自動巻上装置。

現在その旧官舎の一部が資料館になっていて、その中に、その装置も展示されているとのことで、入ってみました。

国指定指定文化財の旧官舎

この日は、お祭りがあったようで、テントや旗がありました。

中に入ると

これがその、重要文化財の装置のようです。

分銅がついたロープを巻き上げて、分銅の自然落下により生じる力を利用して、灯台のレンズを回転させるという装置で、分銅が一番下まで来ると、電動でモーターを回転させ、分銅がついたロープを巻き上げるそうです。

灯台のレンズのすぐ下に設置されていたもの。
つまり、前回記事で、階段を登って狭い出口を出たところにある踊り場。
その部分にあったと思われます。

資料館には、昔の写真などがあったり、この灯台が舞台となったり映画
『喜びも悲しみも幾歳月いくとしつき
という映画のロケの様子などが展示されていました。

この映画は、1957年に松竹が制作・公開した木下惠介監督、高峰秀子、佐田啓二が主演とのことですが、生まれる前の映画なので、よく知りません。
ご年配の方々は、ご存じだと思います。

我ら岬の灯台守は…
なんて歌は、どこかで聞いたことがありますが、このnote界で知ってる人は、ほとんどいないでしょう。

それから昭和45年の難破船の写真。
私が子供の頃見たのは、おそらくこの残骸だったと思います。

ところで、江戸時代、この灯台ができる前、江戸幕府が船の道しるべとしてこの地に見尾火みおび燈明堂を建てたのが、この御前崎灯台の始まりなんだそうです。

木製の小屋で、40年間火を灯し続けましたが、雨や風の強い日には役に立たず、明治4年には、ガラス張りの燈明台に変わったそうです。

そんな木製の小屋だった頃の模型が、資料館内にありました。

そしてそれが、灯台横の広場の脇に復元されているとのことで、行ってみました。

ああそれなのに…
建物全体の写真を撮るのを忘れていました。
模型のような三角屋根の建物です。

この時スマホの充電が10%を切り、焦っていました。お許しください。
内部の写真は撮りました。

説明板が、ガラスの中にあって、しかも横に長いのでうまく撮れませんでした。

この後は、娘に撮影をお願いしました。

上がってきた階段を下り、海に向かいます。

堤防沿いに最南端の碑がありました。

北緯34°35'42"   東経138°13'36"
と書いてあります。

かなり波が荒いようです。
この場所にいても、波の飛沫がかかります。

遠く海上に、白いロケットみたいなものが見えます。

実はこれも灯台なんです。
岩礁の上に作られた、3本足の灯台は
ここだけ?もしくは非常に珍しいもののようです。
あの辺りまで岩礁があるのですから、船は本当に注意が必要ですね。

少し歩いて、浜が見えているところに行きました。

御前崎、潮が引いている時はかなり沖まで岩礁になっていて磯遊びが楽しめますが、この時は結構な満ち潮。
ほとんど岩が出ていませんでした。

ここの海岸は、細かい丸い石だけでなく、よく見ると細かい貝のかけらがいっぱいです。

波がかなり荒いことがわかります。
昔は、ここで貝を拾うのも楽しみでした。
いろんな珍しい貝や綺麗な貝を拾うことができました。

この日も私は綺麗な貝探しに夢中

綺麗なオレンジ色の丸い石や、宝貝をたくさん拾いました。

この写真は途中。
最終的には両手いっぱいに拾いました。

流木もたくさんありました。

拾ってきた流木で、父が何やら作っていました。(絶対喜んで何か作ると思った 笑)

だいぶ日が落ちてきました。
海がキラキラして、とても綺麗です。

こちらから見る御前崎灯台も美しい

こうして、御前崎の海を満喫して、1日が終わりました。

ここ最近、海多めですね 笑
でも、やっぱり海は癒されます。

この次来る時は、潮が最高に引いている時に来たいです。

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