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あの日の遺書


多分もう私には必要ない文章なので供養します。





『貴方のせいだ。
貴方のせいで私は死んだ。貴方が私を大切にしてくれなかったから。必要としてくれなかったから。




そう思えたら良かったのにな。
誰かのせいに出来たらもっと楽だったのかな。


何かがあったから死んだんじゃない。
ある人が私を殺した訳でもない。
強いて言うなら、何もなかったから死にました。




毎日死にたいなぁと思いながら生きてきました。こんな人生に意味があるのかと常に考えてきました。きっと人生に答えなんてないのだけれど、性格上どうしても明確な答えが欲しかったんです。私この為に生きてるんだ!って言う生き甲斐が欲しかったんです。
多分何でも良かったんです。自分の存在意義を知れたなら。人でも仕事でも趣味でも物でも場所でも何でも良かったんです。
けど結局見つからなくて、
みんなは人生に自然と他者が現れているのになんでだって、探すのも段々惨めに思えたので諦めました。





最後に、わたしがこの文章をわざわざ死ぬ前に送った意味を考えて欲しいです。限られた人に送った意味を。』

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