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C102で『ガールズ ラジオ デイズ』二次創作同人誌を頒布します


 繰り返し繰り返しやるということをどこかで退屈なものだとしてしまうのは、大人の思想なわけですね。大人は子供たちに「毎日同じことをして遊んで、よく飽きないね」と言うけれど、「飽きていない」という事実があるわけじゃないですか。彼らにとっては「同じこと」じゃないんだよね。彼らは、間違いなく1日1日を生きているんですよ。体で。この差異というのを大人は絶望的に思わないといけないと思うんだよね。
 僕はそれを愛しているんです。子供のように、間違いなく一瞬一瞬が違うときとして生きたいと、本当に思います。

田中泯が語る、踊りへの想い。「間違いなく一瞬一瞬が違うときとして生きたい」 田中泯


C102で『ガールズ ラジオ デイズ』二次創作同人誌を頒布します

 2023年8月13日(日)東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケット102にて、『ガールズ ラジオ デイズ』二次創作小説同人誌を頒布します。

サークル名 QUICK FIX
執筆者名 mktbn
配置スペース 日曜日 東ウ46a
ジャンル デジタル(その他) (212)

これだけ覚えて帰ってください。

 同作品での二次創作個人本は二冊目(他に合同誌にも一冊参加しました)。前回のなんやかんやは下記にありますが、なんやかんやあってオンラインでの頒布となったため、即売会に参加するのは今回が初めてとなります。緊張してきたな。


 さて、頒布物の一次作品である『ガールズ ラジオ デイズ』の更新は2023年3月31日をもって終了しました。正式なアナウンスがあり、閉鎖された公式サイトの記載はほぼ保存され、原作者が美声で弾き語り、非公式ながら制作チームからの挨拶が投稿される……という見送りの手厚さはどうしようもなく異例でしたが、終わりは終わり。ガルラジらしいですね。

 2020年2月のリアルイベント以降、作品の展開がコロナの流行とがっつり被ったことだけは惜しく、本当はもっと大きくなれる作品だったのかも知れません。とはいえ幸か不幸か完結という概念が馴染む作品でもないため、終了自体は寂しいけれど悲しくはない、という感覚で個人的には落ち着きつつもあります。ガルラジのある2018年末から2023年春(私が触れたのは2019年に入ってからですが)、よい四年と少しの日々でした。


 そういうわけで今回頒布する本は、展開が終わった作品の二次創作ということになります。これが非常に良くない。何しろ二次創作の正当性・言い訳・お目溢しを受ける価値といえば、「作品を盛り上げ、周知する広告機能」と「自然発生する批評性(全ての二次創作は、筆者の意識と関わらず、一次作品が描かないこと・描かなかったこと=作品性の一部を浮き彫りにする)」の二つくらい。今回において前者はもう全く手遅れで、後者はそもそもが傲慢です。つまりピンチ。俺には言い訳がない。

 それでもやります。#2023年もガルラジ なら、C102にガルラジの名前を刻みたい。好きな作品が終わる年に何もしないのは気に食わないから。言葉を取り繕えば「良い思い出を忘れないために物体を残したい」とも言えて、それはそれで真実ですが、根本的にはただ私個人が納得したいからです。自分勝手ですね。二次創作は悪徳。悪から始めるのがエンタメの基本です。

 まかり間違っても落とすことのないように制作を進めており、ちゃんと読めるものに仕上げる予定ですが、正直なところ絶対買ってくれという気分でもありません。これはマジ。卑屈でも遠慮でもなく参加することが目的なので、私にとっては印刷物を持ってブースに辿り着けば勝ちです。あんまり刷らないし、文章自体はたぶんpixivとかにも上がります。とはいえもちろん当日、ガルラジストの皆さんにお会いできればきっと嬉しく思うことでしょう。そのときはフィストバンプでもハグでも存分に。

 では詳細は追って。



 他に大きな目当てがなければ午後入場で全然大丈夫だと思う。

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