自炊を続けて見えてきたもの

就職して2年目のボーナスがもらえたあたりで一人暮らしを始めました。
学生時代は実家から通っていたので人生初の一人暮らし。一人暮らしを始めて、いままで料理なんてしたことなかったので自炊してみようと思い立って早3年。ほぼ毎日自炊して気付いたことがありましたので書き留めておこうと思います。

自炊を始めたきっかけ

きっかけとしては三点あって、まずは料理に少し興味があったから。
今まで我が家では父親も料理をすることはほとんどなく、”料理=母親のみが行える特別な行為”みたいに思っていました。(実際はそこまで深く考えてはいませんが)
なので、「自分もやってみるか!」的な軽いノリでクックパッド見ながら作ったらあらびっくり!普通においしくできて「なんだできんじゃん」ってなりました。あほみたいな話ですが料理は特別なことではないんだなと実感しました。
二つめは母親が外食があまり好きではなかったから、そもそも”料理=自分で作る”みたいな考えが無意識のうちにあったのかもしれません。「子供には自分で作った料理を食べさせたい」みたいな思いがあったとかなかったとか。(好き嫌いとか残したりしてごめんなさい・・・)
三つめはそもそも食自体にあまり興味がなかったから。この辺は今では少し考え方が変わってきていますが、自炊すれば安く済むらしいし、そもそも栄養補給できて食べ物の形してればなんでもいいや、みたいな考え方だったので。

続けられた理由

料理スキルが作るたびに上がってくるのが楽しかったからです。
初めは野菜の皮むきもうまくできないし、毎日包丁で指をケガしていました。あんなにバンソーコーを使った日々は今までにありませんwそれほど毎日ケガをしていたので「デザイナーで仕事では手先をよく使うのに自分はめちゃめちゃ不器用かもしれない」と落ち込んだ日もありましたが、「次はうまくやってやる!」みたいな感じで楽しくなってました。
あとは、食材に期限があったから。
今日は料理するの面倒だけどこのお肉今日までだから作らなきゃ、みたいな感じでやってました。割と時間に余裕のある日曜日にほぼ一週間分の食材を買い込むことで自分を追い込んでいました。

自炊を続けて見えてきたもの

・食べ物に関心を向けるようになった
たまに人と外食すると、自分ではなかなか作りにくいもの、作れないもの(天ぷらや揚げ物など)を食べるようになりましたし、食材の質とコストの関りを考えるようになりました。例えば、「この生姜焼きのお肉はスーパーのお肉とあんまり味が変わらないのに1000円もするから自分で作ったほうが安いな」とか「この天丼は味も食材も良いのに2000円なんて安いな」とかとか。もちろん単純な食材だけで値段が決まっているわけではないですが、やはり自分でものをつくる側の人間になると、作り手目線で見ることができるので楽しいですね。(この辺の考え方はまた別の機会に書きたい)

・うまくいくとうれしい

自分天才じゃないかと思う。自分で作ったものがおいしくて外食よりも安く済んでおなかもココロも満足感があるなんてコスパ最強!

・他人に食べてもらいたいと思う
(食べてくれる相手はいませんが・・・)
やはり自分で作ったのものがおいしくできたら他人と共有したいですよね。

道具とかにこだわりだすともっと楽しんだろうな思うのですが、沼にハマりそうなのでまだ手を出せていません。

母親からは「あまり自炊すると結婚できなくなるよ」なんて揶揄されていますが、自分としては「やはりモノ作りが好きな根っからのクリエイター気質だな」なんて一人悦に入っています。
なんでもそうなのですが、私はどうも「自分は”受け手”ではなく”送り手”になりたい」という気持ちが強いです。一人でできることに限界を感じることもありますし、アウトプットを自分の中だけでとどめてしまうこと、途中で飽きてしまうこともありますが。。。
ただ、一度でも作り手の経験があると視点が”グッ”と広くなる気はしています。まずはなんでも挑戦してみたいですね。(勇気と気力がとてもとても必要ですが)
あとはクオリティはどうあれどこかにアウトプットすることも必要なのかな、と最近では考えています。(考えた結果noteはじめました)

といったところで今回はこの辺でノシ


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