昨今のグローバル化には日本文化の深い理解が足りていない『菊と刀』◆読書メモ2019#10
今年は、読んだ本の感想を全てnoteにメモしていきます。
2019年10冊目は、ルース・ベネディクトの『菊と刀』です。
日米両国、およびその他の諸外国において、古典的な名著とされている日本文化論である。
太平洋戦争終戦の間際、米国内では、戦後の対日占領政策の立案が課題のひとつとしてあったが、
如何せん、日本人というのは、彼らにとって他のどんな国の人達と比べても不可解な国民であった。
そこで文化人類学者のルース・ベネディクトに白羽の矢が立ち、
国務省に提出された報告書が『