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第1回学生マーケティング研究会 最終プレゼンテーション報告

昨年の9月より取り組んできた「学生マーケティング研究会」。
1月23日(土)に「第1回 学生マーケティング研究会」のファイナルプレゼンテーションがオンラインで開催されました!
結果のご報告と、事務局からの感謝をお伝えしたいと思います。

「学生マーケティング研究会」は、コロナ禍で大学のゼミと企業との研究の多くが白紙になり、学生さんたちは予定していた研究課題がなくなったり、研究課題を発表する場にも困っている。一方で、学生さんたちのデータ分析、マーケティングに関する興味関心やモチベーションがあがっていること、を捉え、『こんな時だからこそ、私たちが企業としてできる事があるのではないか?!』と感じたことをきっかけに立ち上げた企画です。

参画企業のみなさまからは各社が抱えるマーケティング課題を提示いただき、大学生の皆さんは4カ月間をかけて、CCCMKのリサーチパネル等を使って仮説検証を繰り返し、課題解決につなげるための研究成果としてまとめてもらいました。

第1回 学生マーケティング研究会に参加いただいたみなさんは以下のとおりです。

●参加いただいた企業とマーケティング課題
・オール日本スーパーマーケット協会「若者にとっての食事とは何なのか?コンビニでもなく、ドラッグストアでもなく、ECでもなく、通いたくなる食品スーパーを考える」
・ゼビオ株式会社「大学生におけるスポーツの価値とは?その価値を実店舗とどのように繋げるか考える」
・日産自動車株式会社「若者が心から欲しいと思える自動車サービス・プロダクトを提案する」
・株式会社吉野家「外食の機会が増える大学生にとって、吉野家を長期間にわたって利用してもらえるようになるための施策を考える」

●参加いただいた大学
・近畿大学 経営学部「大内秀二郎ゼミ」
・専修大学 商学部「石川和男ゼミ」
・東京工業大学 工学院経営工学系「鍾淑玲ゼミ」
・日本大学 商学部「河本淳孝ゼミ」「岸本徹也ゼミ」「水野学ゼミ」
・宮崎大学 地域資源創成学部「土屋有ゼミ」
・流通科学大学 商学部「羽藤雅彦ゼミ」

参加いただいた大学のゼミのみなさんはコロナ禍で直接顔を合わせることなく、オンラインで集合し、CCCマーケティングのデータアナリストからのサポートを受けながら各社から出された課題に真摯に向き合い、大学生ならではの視点での課題解決策を提案しました!

 
【総合優勝・ゼビオ賞:日本大学・水野ゼミ】
■ゼビオ株式会社のテーマ:大学生におけるスポーツの価値とは?その価値を実店舗とどのように繋げるか考える
■発表テーマ:筋トレ好き男子と女子のためのオンラインサロン提案
■ゼビオ株式会社からの講評:皆さん学生さんらしい視点でプレゼンいただきましたし、「あ、なるほどね」「こんな風には思わなかったな」という気づきが多くありました。全体的に非常に私たちが日ごろ気付かない視点を入れていただいたことに感謝しています。ぜひ、機会があれば当社にてプレゼンしていただきたいです。新店などでも活用できそうなネタがありました。今回、皆さんがまとめていただいたように一消費者としての視点を深掘りしてください。皆さんの提案でマーケットが活性化することにつながれば大変面白いことになりそうです。

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【日産自動車賞:流通科学大学・羽藤ゼミ】
■日産自動車株式会社のテーマ:若者が心から欲しいと思える自動車サービス・プロダクトを提案する
■発表テーマ:カーディーラーを拠点とした旅行プランの提案
■日産自動車株式会社からの講評: この数カ月間、いろんな緊張やストラグル、進めている中ではチーム運営で難しい局面があったことと思います。そんな中いろいろなチャレンジに取り組んでいただき、本日発表を迎えられたと思います。我々日産自動車メンバーにとっても、楽しく大変身になる話をしていただきました。受賞したチーム、そうでなかったチームも含めて皆さま方には改めて感謝を申し上げます。すべてのご提案は、日産自動車の血となり肉となり業務の中に生かしていきたいと思います。


【AJS賞:日本大学・岸本ゼミ】
■オール日本スーパーマーケット協会のテーマ:若者にとっての食事とは何なのか?コンビニでもなく、ドラッグストアでもなく、ECでもなく、通いたくなる食品スーパーを考える
■発表テーマ:食生活の5大罪悪感を解消するための店舗の仕掛けづくり提案
■オール日本スーパーマーケット協会からの講評:今回長い期間にわたってテーマについて真剣に向き合っていただいてありがとうございます。皆さんがいろいろと調べられたデータであるとか、実際に議論したこととか、学生さんなりの感性に触れさせていただいて私どもが固定観念で持っているようなこととか、思い込みであるとかを、強く反省いたしました。ご提案いただいた中身については、本当に勉強になる点も多かったですし、これは実際のスーパーでも活かせるなということも随所にありました。私ども協会の合言葉が「知恵の共同仕入れ」ですので、皆さんからいただいたお知恵を協会の中でも共有させていただきたいと思っています。本当に今回は皆さんから貴重なメッセージをいただきましてありがとうございました。

【吉野家賞:日本大学・河本ゼミ】
■株式会社吉野家のテーマ:外食の機会が増える大学生にとって、吉野家を長期間にわたって利用してもらえるようになるための施策を考える
■発表テーマ:吉野家キャンパスDP(ダイナミックプライシング)割・ひみつのテラス席・G1グランプリ
■株式会社吉野家からの講評:ご参加いただいた4つのゼミの皆さん、本当にありがとうございました。これだけの時間をかけてさまざまな角度から吉野家のことを考えてもらったということが、我々にとっては嬉しかったことですし、プレゼンテーションからほとばしる熱意を感じました。ここまでのものを仕上げていただいたことにまずは、感謝というか感動したということをお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。

当日の様子は、プレスリリースでもご案内させていただきましたので、ぜひこちらのリンクからご確認ください。

参加学生の皆さんに向けて事務局より
【財津涼子さんからのコメント】
みなさまのお陰で学生マーケティング研究会の第1回は終了しましたが、その後、たくさんのメールを学生さんから頂戴しています。
「決勝戦に進めなかったのは悔しかったけど、学びがたくさんあった」とか
「成長できたこの経験を就職活動に活かしたい」などなど・・・
少しでも学生さんの学びや成長、happyに貢献できたのであれば、企画として成功なのかなと思っています。
今期の経験を糧に、また来年も開催する予定ですので、機会があればぜひまたお会いしましょう!

【大山翔平さんからのコメント】
ご参加いただいた学生さんには、「データを起点にした企画」の楽しさを少しでも体験してもらえたんじゃないかなと思っています。この企画を通して、マーケティングやCCCMKに少しでも興味をもってもらえると嬉しいです。

DAサポーターのみなさんも、学生の良きお兄ちゃん、お姉ちゃんとしてご参加いただきました。終了後の学生さんからのサポーター向けメッセージに、本研究会のすべてが表れていると思うのでDAサポーターへのメッセージをワードクラウドにして掲載させていただきます!

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ありがたいことに、研究会後にも関係者のみなさまとお話させていただいていて、今回の研究会のスピンオフ企画も絶賛準備中なのでぜひご期待ください!

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最終報告会当日は、皆さんの渾身のプレゼンテーションを聞かせていただきました!
どのチームも課題に対して非常によく調べていて、データを駆使しながら企業課題に対して企画をしていました。企業の皆さんもみんなおっしゃっていましたが、非常にレベルの高い研究成果を見させていただきました。今回の研究会は、皆さまの真摯な活動がなければ成立していません。


改めて事務局一同御礼申し上げます。


<お問合せ先>
CCCマーケティング総合研究所
学生マーケティング研究会 
担当:財津/大山
cccmk-souken@ccc.co.jp