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【初めてのマーケティング】長崎大学情報データ科学部×長崎市2023

こんにちは!学生マーケティング研究会です。
すっかりご無沙汰しておりました。
去年に引き続き、今年も長崎大学情報データ科学部でワークセッションを行いました。今日はそのご報告です。

11~12月、長崎大学情報データ科学部一藤先生の講義「社会・観光情報学Ⅰ」でワークセッションを実施しました。長崎市役所の樋口成一様、株式会社エヌタスの八谷修様にもご協力いただき、62人の受講学生の皆さんが、「長崎市を盛り上げるイベント」の企画立案にチャレンジしました。

■「100年にいちどの長崎」を盛り上げるイベントとは?
グループワークのお題は「Z世代(高校生・大学生・20代)の皆さんを中心に、多くの集客ができ、様々な効果を生み出すことができるイベントを企画してください。」です。長崎市では、2024年に長崎スタジアムシティが誕生します。「100年にいちどの長崎」と言われるほど、町の変革が進む長崎で、「若い世代がどんなイベントを望むのかを知りたい」という長崎市さんのご意見もあり、この課題に決まりました。
今回、13チームに分かれて企画立案に取り組んでもらいましたが、現状分析や課題解決の糸口を見つけるために、長崎バスの利用データ(統計加工情報)、CCCMKホールディングス株式会社にて生成したライフスタイル推計値(統計加工情報)(*1)の分析にもチャレンジしました。

■「長崎だからこそ」できる、「長崎の魅力」を発信していく
今年は、チーム数が多くすべてを紹介できませんが、非常によく検討された、面白い企画をいくつかご紹介します。「長崎だからこそ」できる、とても面白い企画です。
★長崎市の冬を彩る「クリスマスマーケット」
みなさんは「シンタマーティン」ってご存じですか?オランダの伝統的な行事で「シンタクラース(サンタクロースの語源)」を歓迎するお祭りだそうです。クリスマスのプレイベントとして「シンタマーティンin長崎」を開催するというアイデアは、長崎から新しいイベントが生まれそうな素敵な提案だと感じました。もちろん、メインの「クリスマスマーケット」自体も、楽しく参加できそうな企画でした!

★長崎の魚のおいしさをもっと知ってほしい!「長崎の魚フェスティバル」
長崎市の魚のおいしさを知ってもらいたい!という熱い思いを乗せたプレゼンでした。長崎市では、四季を通じて豊富な魚がとれるにも関わらず、十分にアピールできていないという課題に対して、しっかりとリサーチをした企画でした。

★歴史的に新しいものを生み出してきた長崎で「発明家×資本家のマッチングイベント」
他のチームとは切り口が違い、高校生や大学生の学び意欲の低下、日本の研究力の低下という社会課題に応える、挑戦的な企画でした。長崎=発明家の町というブランディングは、長崎の魅力を高める取り組みにもなりそうです。

■情報データ科学部だからこそ、データに挑む
企画としてはブラッシュアップする余地はまだまだありますが、情報データ科学部だからこそのアプローチをしてくれたチームもありました。提供データを使って予測モデルを構築して、いつイベントを開催するのが最適かを導くというチャレンジで、とても面白い発表だと思いました。

モデルを作って終わりではなく、その先にあるビジネスにどう活かせるのか?そういうことを考えるきっかけに、今回のワークセッションがなっていると嬉しいですね。

■授業を終えて
授業後のアンケートでは、「データ分析」や「チームで企画を作りあげること」に対する難しさを感じつつ、他のチームの発表からも多くの学びを得たという声が多く上がっていました。

「色々な班の提案内容を見て、実際に開催してほしいという企画がたくさんありました。バスのデータやライフスタイル推計値を用いて分析を行い、企画内容に説得性を持たせることがとても重要であると改めて感じました。」

「自分たちの詰めの甘さは実感しました。考えれば考えるほど粗は出てくるけど、そこを詰めていけばもっと具体的で素晴らしい結果になるのだと皆さんの発表を見て感じました」

今回のワークセッションを通して、「マーケティング」と「データ」は切っても切り離せないものだということを少しでも感じてもらい、今後の学びに活かしてもらえるといいなと思います。

※1 ライフスタイル推計値とは、Tカードをご利用のお客さまの性別・年齢・お住まいの地域や購買情報・サービス利用情報などをもとに、機械学習によって算出された推計値です。
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