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JK。


私は女子高生が好きだ。
否、大好きだ。

こんなこと公言しちゃうと変態だと思われるかも知れないけど、

大好き

以外の言葉で表現することが出来ないから、どうか通報しないで欲しい。

女子高生はフレッシュなので、見ても楽しいけど、私が一番好きなのは、女子高生の会話に耳をそばだてること。

昨年の春に駅の改札で、こんな女子高生を見かけた。

その子は丸筒を片手に違う制服を着た女子高生の集団に駆け寄り、

「ごめーん!今、卒業してた!」

と言い訳をしていた。


私はその時、いい意味で背筋がゾクッとした。

アラサーの私からはこんな言葉、ひねり出せないな。

なんだこのキラッキラの感性、悔しいな。

と思ったものだ。


その他に、私が大学生の頃に聞いた、忘れられない会話があるので聞いてもらいたい。

その時、私は電車に乗っていた。

女子高生1「ねーねー。隣のクラスに権田健志っているじゃん?」

女子高生2「うん。いるいる。」

女子高生1「そいつさー、逆さに読むと『しけた だんご』じゃん?」

女子高生2「しけただんごーーー!!!!(笑)」

女子高生1「そいつのお父さんさー。権田邦夫っていうらしいじゃんね。」

女子高生2「・・・。」

女子高生1「逆さに読むと『おにく だんご』なんだよ!すごくない?親子ですごくない?」

女子高生2「おっおにっ!おにっ!おにく!!(笑いすぎて声になってない)」


あんたたち、私を殺す気かい


私は腹筋を小刻みに震わせて、ただ耐えていた。

笑ってしまうとただの気持ち悪い人になってしまうので、それはまずいと思ったので、必死にお花畑のことなどを考えるようにして気を紛らわせていた。

もう、なんというか、ずるい。

面白すぎてずるい。

これを読んでいる人の中に、権田健志さんと権田邦夫さんがいたら、どうか許して欲しい。
(耳で聞いただけの情報なので、字は勝手に当てました。)

むしろ、こんなに人を笑顔に出来る自分の名前を誇りに思って欲しい。

それでも「許さん」と言うのなら、

私の名前は逆さに読むと「こきま わがかな」で、放屁もしていないのに、家族から「屁をこきま わがかな」とからかわれる、という不都合な事実をお伝えするので、それでおあいこにしておいて欲しい。

因みに私は女子高生の頃、クラスカーストで言うと、ちょうどスードラ(最下位)のあたりにいたので、もちろん男子と話すことなんてめったになくて、クラスカースト上位の男子に

「中川さん、飴ちょうだい。」

と言われたことを武勇伝に思ってしまうくらいのこじらせっぷりだった。

(私は当時、大阪のオバチャンみたいに、いつも飴を持っていた)

そんな私でも、もしかしたら当時の大人からしたらキラキラに見えていたのかも知れない。

だってもう、女子高生って、女子高生というだけでキラッキラしてて尊いんですもの。

29歳強の私はもう女子高生には戻れないので、無理やり

「今が旬。」

と思い込んで輝けるように生きて行くしかない。

キラキラは、いつだって自分では分からないから、自分の知らないキラキラを人から指摘されるととても嬉しく思う。

それだけで「明日も生きられる」って思う。

だから私も人のキラキラを目撃したら、積極的に

「いいね!いいね!キラキラしてるよ!とても輝いているよ!」

と言っていきたい。


追伸。
この記事書いている途中で下書き保存せずにアプリを落としてしまい、書き直しました。
「だから何?」って感じだけど、とても悲しくて辛かったので、かわいそうアピールします。

#エッセイ #女子高生 #クラスカースト