見出し画像

【SNS】運用と利用|企業は特に導入時に御注意を

新規ネット出店のサポート時によくあるQ&Aより。
私が企業でのSNSアカウントの運用をサポートする際に、右も左も分からないというご担当も多いので、SNS運用の注意点をもう少し詳しくご紹介します。

ここではよく相談される、事業立ち上げ時の会話に関して。


SNSアカウントの管理に注意!

SNSアカウントの管理に手が回らないならやらないほうがいいです。
この管理とは、SNSへの投稿だけでなく、SNSアカウントの管理自体も指す。
SNS運用担当者が変わったらパスワード変更必須!ホントお願いしますよ…


SNSアカウントの不祥事に関わるマンパワーを想定する

SNSを利用すれば、自社の宣伝は確かに手軽にできますが、何かの不祥事の際にはマンパワーが必要です。
そのため、重大なインシデントが起きた場合にアサインできる人を確保しておくのは重要です。

何度か経験したSNSトラブルは誤投稿や関連会社の不祥事等。
たまたまコンサル契約期間でなんとか対応できたものの、それでもリアルタイムで起きる新たな問題に対応するのは外部業者には無理なので、クライアント側で対応できる人が必要ということ。

そして、SNSやネット上で、悪い噂が完全に下火になるまでは、かなりの時間を要することにも注意。


Facebook運用の注意点

SNSアカウントを運用してみると、自社に不利益になる投稿や繋がりを完全に抑制できないことに気がつくと思います。
コメントを許可制にしても同じ。

そのため、ブランディングを兼ねるSNS運用はかなり面倒な面もあります。
※システム改善は常時されていると思うけれど…

自社サイトの記事をFacebookにシェアするときにも、画像などのサイズ調整が必要かもしれません。
企業内では、この画像の扱いに対し、他部署の連携が必要になることもよくあります。

SNS管理部署が全ての投稿内容を決定できるとしても、人が違えば考え方も違うので、部署内の足並みが揃わないとコンテンツが充実しない上に、SNSでの炎上と呼ばれるようなトラブルにも対応できない。

取りまとめとして、社内のディレクションはこの人としっかり任命しておくといいと思います。
私がサポートする時は、クライアント側に複数のご担当がいらっしゃる場合が多いんですが、主担当を決めるということ。

Facebookさんの肩を持つようですが、Facebook社のSNS運用指南の担当さんはわかりやすく運用方法を提案してくれるので、直接Facebookの担当さんと取引機会を設けることがプラスになるということは、事前にお伝えしています。


Twitter運用の注意点

Facebookよりもコンサルしていて手軽に感じる。
これも情報配信に瞬発力があるので、最初にSNSをやるならTwitterをおすすめ。
ただこの速報性のせいで、投稿のミスが拡散されるのも早い。

投稿に画像を付けたり、フォロワーを増やしたりというちょっとした運営に対する意識で効果が大きく違う。


Twitter導入のコツ

Instagramなどもそうだが、Twitterはテキストメインの印象があるものの、実は画像の訴求力が強い。
複数の画像をTweetにつけられるなら、内容が画像でわかるように掲載すると、ユーザーのアクションが段違いになります。
また、キーワードのトレンドに合わせた投稿なら、簡単に人目につきやすくなるので、もし作業上で可能ならおすすめしています。


宣伝するのは記事かアカウントか?

これは方針として、かなり大事なので要注意。

SNSアカウントの運営序盤、まだファンがいない企業のSNSアカウントは、自社のSNSアカウントがあること自体を、まだ見ぬファンに伝えなければなりません。

新たなファンを獲得するために、まずは宣伝。

宣伝で先に決めて欲しいことが。

アカウント自体のフォロワーを増やしたいのか、記事単体の露出を増やしたいのかは、事前に決めないとコストが無駄になります。

私が依頼されるのは、投稿単体を宣伝するケースばかりで、良い投稿なら、アカウントのフォロワーは自然に増えます。

ただ、アカウントを宣伝したとしてもフォロワーがつくくらい、プロフィールの内容充実していた方がいいです。

大手企業のアカウント運用だとなりすましアカウントに出くわすことが結構あるので、そういった意味でもプロフィールは大事です。

そこまでプロフィール内容がカタイ感じでなくても、なりすましアカウントの方が内容充実しているとか笑えませんからね。


まとめ

全般的なコツとしては、SNSサービスもいろいろとあるので、手軽にはじめられるものからやってみるのもいいですよね。
複数を一気に進行させると整備が大変なので、ある程度、作業フローが固まるまで無理をしないこと。

運用には手間がかかるので、続けられないならやらない選択肢を。

不祥事やミスは人間なのでありえる。そのためのインシデント対応は決めておく。

記事を宣伝する前に、アカウントの情報を充実させる。

そしてテーマを掲げて、そのテーマのことだけを伝える。
シングルイシュー。
これでアカウントの性格が決まってくると、担当者が変わってもそのテイストを引き継ぐという方針が生まれます。
ユーザーも投稿内容に信頼や安心を感じるものです。
いろいろやりたくなっても、なるべくひとつのことを伝えてみてください。

続き

SNS運用担当者の向き不向きを判定する|NPDとSNS炎上

▽その他記事のご紹介

🐸IT業界の人手不足!もしもの時のMKP

人手不足・人材不足にお困りの方はお声がけください。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。 書くだけでなく読みたいので、コメント欄で記事名入れてもらうと見に行きます。