少年の発想力

このあたりで、昔のことから遡ろうと思う。


大学時代は植物の遺伝子、大学院時代は都市の緑地について研究した。

いずれにしても、自然がキーワードにあった。学生時代は環境部でエコロジー活動したり、美しい自然景観を求めて国内外を飛び回った。


そしてその源流は"日本が好きだから"

である。

小学3年で地図帳を手に入れ、日本の海岸線や県境、高速の延伸、各地方の地名や特産などを隈なく見るのが趣味であった。今では、全都道府県の形をフリーハンドで書けるまでに成長した。

小学5年から日本史に触れ、資料集を愛読した。資料集には地図も載ってるし、偉人たちの家系図に釘付けだった。

母が旅行好きということもあり、各地の城を巡り、都道府県の形のキーホルダーをしこたま集めていた。


そんな日本好きの少年に激震が走った。中学で見た映画"日本沈没"である。

そのままだが、大好きな日本が海に沈む姿をまざまざと見せつけられた。ストーリー的には、気候変動が起因の地殻変動が原因とかなんとか‥‥純粋な少年の心はえぐられた。

「何や分からんが、環境問題どーにかせんといかん!しかし、日本の環境を良くして解決すんのかな?環境問題ゆーたら、アフリカの砂漠化よな、昔は森だったって聞くし…‥(根拠なし)。それに、砂漠に木を植えれんこともないやろ?よし、アフリカに行こう!」


改めて考えると、このときから自分らしさが出ている‥‥。

それから、砂漠に植えられる木を開発するために、遺伝子の研究したり、実際にアフリカに行ったりするのである。

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