独断と偏見で選ぶディズニー映画ランキング

スターウォーズを一気見したいとのきっかけで入会したディズニー+。
スターウォーズももちろん面白かったが、それだけではもったいなく、
昔のディズニー映画を大人になってから改めて見たこともないし、少し見てみるか、
そんな軽い気持ちが全ての始まりだった。

いい歳こいてディズニー映画にめちゃくちゃハマってしまった。
でもただ見たってだけではもったいないので、せっかくなら点数つけてランキングにしてしまおうと思い、筆をとった。
比べるのは野暮なのはもちろんわかっているが、ディズニープリンセス作品をメインにしながらそれ以外の作品も合わせて、今回は見た11作品を、下記の通りに基準を設け、各項目100点満点7項目の700点満点で点数をつけてみた。
また、それだけだと堅苦しいので、各映画それぞれのあるあるも一行入れてみる。 

基準について
①音楽、歌
②ストーリー
キャラ
・③主役
・④恋役
・⑤ヴィラン
・⑥周りのキャラ
⑦総合

①音楽、歌
ディズニー映画をそもそもあまり見ない人はピンと来ないかもしれないが、ディズニー映画は基本的にはミュージカル映画だ。
映画1本で歌が4〜5曲は流れる。
アラジンならば「A Whole New World」、リトルマーメイドなら「Under The Sea」など、そんな非常に印象に残る、また聞きたいと思える歌、そんなパワーワードならぬ、パワーソングがあるかどうかを今回は一つ基準としてみた。

②ストーリー
単純に見ていて面白いかの主観で決めているが、矛盾や、引っかかってしまうところがあるものは減点としている。
もちろんディズニー映画は細かいストーリーよりも、歌音楽とキャラが大事だと思っているのでここは甘めに採点している。

③〜⑥キャラ編
ディズニー映画における登場人物の主役、恋役、ヴィラン、周りのキャラを個別に判定。
特にヴィランは作品における肝になると思っているので重視している。
単純に悪いだけでなく、ディズニーキャラらしく可愛げがあったりバックボーンが描かれていたりすると加点対象としている。

⑦総合
①から⑥の評価もさることながら、全体を通して、また見たいと思える作品かなどを総合的に判断した上で、他作品と合わせ相対的に評価をしている。
①から⑥で辛口な評価であっても結局好きというものは高く、逆もある。

落選した基準
・世界観
どの作品においてもあるものであり、それがしっくりくるかどうかを含めてストーリー及び総合の項目に含めることにしたため落選
・映像の綺麗さ
アナと雪の女王など近年の作品は映像美も作品の良さとして目立つところもあるが、昔の作品と比べられなくなるので落選
・セリフ、パワーワード
キャラの評価の中に含めることにしたため落選 

ランキング対象外
・ピクサー作品
・実写映画(魔法にかけられて含む)

以上、それでは早速ランキングの発表に移ろうと思う。

ディズニー映画ランキング(700点満点)

第11位 ポカホンタス 596点 
音楽、歌 93点
ストーリー 93点
キャラ
・主役 90点
・恋役 91点
・ヴィラン 62点
・周りのキャラ 77点
総合 90点

ディズニー映画では初の史実を基にした、イギリスの開拓者とアメリカ原住民との交流のストーリー。
難しいテーマながら丁寧に描かれていたが人によっては丁寧過ぎて話が冗長という意見も。
ポカホンタスが歌う歌は必聴なのだが、他作品との兼ね合いや、ヴィランの魅力に欠けこの順位に。
大人向けと言われるだけあり、個人的にはまぁまぁおすすめ。

ポカホンタスあるある:多分アライグマよりジョンスミスの方がクッキーが好き

第10位 ライオンキング 597点
音楽、歌 93点
ストーリー 90点
キャラ
・主役 88点
・恋役 73点
・ヴィラン 88点
・周りのキャラ 86点
総合 79点

みんなご存知ライオンキング。凄い良い作品。
ムサファもシンバもかっこいいし、
ヴィランのスカーも憎めすぎず、でもちゃんと悪いし歌もいい。
ラストのアクションも非常に良いしプンバとティモンも良い。
でもやっぱりラブロマンスも欲しいしプンバとティモンとの時間などもっと分厚くして欲しかった。
全般素晴らしい作品なのだが後述の作品との相対評価でこのような結果に。
ライオンキングあるある:ティモンとプンバのサイズが小さすぎ

第9位 ノートルダムの鐘 617点
音楽、歌 100点
ストーリー 91点
キャラ
・主役 90点
・恋役 96点
・ヴィラン 62点
・周りのキャラ 81点
総合 97点

15世紀フランス、魔女狩りのようにジプシー狩り(ヨーロッパの移動型民族)が行われていた時代に醜い見た目から鐘楼で育った男を描いた作品。
最初の導入が良く、終始画面に食い入って見てしまう魅力がある。
普通にオペラか何かを見てるようでストーリー、歌音楽非常に良い。
ただ、時代や設定に沿っているのはわかるのだが、ヴィランの思想強すぎて残虐で、そこで点を伸ばせなかった。
個人的にかなり好きな作品なので、普通に見て欲しい。
ノートルダムの鐘あるある:主人公の身体能力ケインコスギ

第7位(同率) ヘラクレス 字幕 626点
音楽、歌 95点
ストーリー 88点
キャラ
・主役 89点
・恋役 90点
・ヴィラン 92点
・周りのキャラ 82点
総合 90点

神話の世界から始まり、ひょんなことから人間にされてしまったゼウスの息子、ヘラクレスが神に戻れるのかというストーリー。
アメコミのような話で見やすく爽快。
ディズニーとしては珍しくゴスペル調の音楽が多いのだがそれが非常に良い。
ヴィランが悪すぎずかわいげに溢れ非常に良い。
マイナーな作品だが結構おすすめ。
ヘラクレスあるある:神が本気出したら話が色々と終わるので大人しめ。

第7位 塔の上のラプンツェル 626点
音楽、歌  94点
ストーリー 89点
キャラ  
・主役 90点
・恋役 96点
・ヴィラン 78点
・周りのキャラ 89点
総合 90点 

ノートルダムの鐘と正統派プリンセスストーリーを混ぜ込んだ、昔ながらのディズニーへの回帰を意識されたストーリー。
ちょっと奇をてらったか、いきなり大ネタバレするストーリーに困惑。
でも歌も結構いいしとにかく恋役がイケメン過ぎる。
素晴らしい作品なのだが、個人的には下記上位作品に敵わずこの順位に。

ラプンツェルあるある:躁鬱ラプンツェルがかわいい

第6位 アナと雪の女王1  641点
音楽、歌 100点
ストーリー 90点
キャラ
・主役 95点(エルサとして)
・恋役 90点(アナとして)
・ヴィラン 79点(ハンスとして)
・周りのキャラ 91点(クリストフ含め)
総合 96点

みんなご存知アナと雪の女王の1。
音楽に関して、Let it goの及ぼした社会的な影響、他の曲も合わせて100点にせざるを得ない。
エルサを主人公とした場合の明確なヴィランも恋役もいないのも革新的。
エルサに対抗する強いヴィランがいても面白いかなとも思うが、エルサと超能力頂上決戦とかされてもそれはディズニーじゃないし、仕方ないのかといったところ。
アナと雪の女王あるある:松たか子と神田沙也加が腹から大声で歌ってるだけで見る価値がある

第5位 美女と野獣 646点
音楽、歌 94点
ストーリー 94点
キャラ
・主役 92点
・恋役 96点
・ヴィラン 79点
・周りのキャラ 95点
総合 96点

ディズニーランドに新エリアができたでおなじみ美女と野獣。
魔女の魔法で野獣にされた王子が真実の愛を学んで人間に戻れるかというストーリー。
野獣のツンデレがまぁ非常に良い。
ストーリーの都合ヴィランを設定しづらいのはわかるが少し残虐で点を伸ばせず。
美女と野獣あるある:ガストンの歌よく聞いたら破天荒過ぎて面白い

第4位 リトルマーメイド 653点
音楽、歌 100点
ストーリー 100点
キャラ
・主役 96点
・恋役 81点
・ヴィラン 94点
・周りのキャラ 82点
・総合 100点

ご存知アリエル。
人間に憧れる人魚の王女アリエルがひょんなことから王子に一目惚れする。
人間になりたいアリエルは魔女アースラに人間にしてもらうが声を奪われ、かつ3日以内に王子とキスできなければアースラのものになってしまうという条件をつけられてしまい、、というストーリー。
ストーリーも歌も最高で、声を奪われ喋れないながら表情だけで会話するアリエルがまぁかわいいし、ヴィランが絶妙に悪くて良い。
けどエリック王子がちょっと地味でそこの点が伸ばせず。

リトルマーメイドあるある:カモメにギャグパートを任せすぎ

第3位 プリンセスと魔法のキス 667点
音楽、歌 100点
ストーリー 98点
キャラ
・主役 94点
・恋役 94点
・ヴィラン 92点
・周りのキャラ 91点
総合 98点

1920年代のニューオーリンズを舞台にした作品。ジャズ系サウンドたくさんの音楽、歌が素晴らしい
劇中歌が7曲とかなり多いのが嬉しく、そしてそれがどれも良く、聞いてて手拍子したくなる曲ばかり。
個人的にカエルが嫌いなのだが、それを上回るキャラ魅力、成長劇が良い。
ストーリーも私好みのハラハラドキドキでテンポも良い。
日本だとマイナーな作品のため見たことがない人も多いと思うので是非見て欲しい。

あるある:パン料理が美味しそうに見えない

第2位 アナと雪の女王2 671点
音楽、歌 100点
ストーリー 92点
キャラ
・主役 96点(エルサとして)
・恋役 96点(アナとして)
・ヴィラン 93点(自分自身との葛藤として)
・周りのキャラ 97点(クリストフ含め)
総合 97点

ご存知アナと雪の女王の続編。
エルサの能力は一体どうして身についたのかを探る冒険の話。
1もそうだがとにかく松たか子が腹から大声で歌ってるだけで1800円以上の価値がある。
歌がどれもこれもパワーソングばかりで素晴らしい、シリーズで一番いいと思う。
ストーリー上シリアスなシーンも多いが、ギャグパートも織り交ぜられていて見やすい。
一応ヴィラン役のキャラもいるのだが、あくまで自身と向き合うところが見どころだと思い上記基準にて設定。
アナと雪の女王2あるある:みんな好き勝手ボケがち

第1位 アラジン 684点
音楽、歌 100点
ストーリー 98点
キャラ
・主役 98点
・恋役 98点
・ヴィラン 90点(オウムのイアーゴ含め)
・周りのキャラ 100点
総合 100点

映えある第1位はご存知アラジン。
貧乏なアラジン、王女のジャスミン、身分の違う2人の恋を描くストーリー。
まずもう歌とストーリーが最高。
キャラとしては山寺宏一のジーニーのイメージが強かったが、アラジンがとにかくイケメンで、ジャスミンがめっちゃ可愛くて2人の魅力が溢れていた。
ヴィランのジャファーはオウムのイアーゴとの掛け合いも良く、でもちゃんと悪く、アラジンを追い詰めていくところが良い。
猿のアブー、虎のラジャー、国王のサルタンなど周りのキャラもかわいいし良い。
減点ポイントが少なく素晴らしい。
義務教育として学校のカリキュラムに入れた方がいい。
アラジンあるある:マントが唯一終始まとも

以上、いかがだっただろうか。
少しでも気になる作品がある人もない人も全員ディズニープラスに入って見て欲しい。
お読みいただきありがとうございました。

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