月のようなひと

思わず胸がキュッとなるような。

ちょっと照れ臭い、嬉しい言葉をもらった。



就活の為のエントリーシートを描く日々。

こんなお題があった。

「あなたはどんなひとですか。」

ずらずら言葉を並べたらなんとか自分を表現できるかもしれない。

ただ、ここはスパッとわかりやすい一言が必要だと思った。

更に広告会社ということもあって何かキャッチーな言い方をしなきゃいけないかも、、、なんて思った。


思いつかない。

そもそも私ってどんな人間なんだろう、と悩んだ末

近しい友人何人かに聞いてみることにした。



ある友人は「好奇心旺盛で人当たりが良く、、、」と

いいところを沢山言ってくれた。


ある友人は「カメレオンみたい」と言ってくれた。

実はこれは私も考えていたアイデアだったから、納得。


そして、ある一人はこう言った。

「月、かな。」


彼がくれた言葉そのままをここに記しておきたい。


”なにかの中心としてドスンと構えるより衛星っぽい感じと、夜を照らす光としてめっちゃ重要なのと、世界中の人が見ても同じ像を描ける対象なれる分かりやすさと軸がある。そんで夜になると絶対現れて地球全体をぐるぐる回り続けてる感じ"

"自分でめっちゃ輝いてるけど、実は太陽の光受けて輝いてる感じも、周りのパワーを常に受けて輝いてる感じと似てるかな"


フランクにさらっと言ってくれたが

とても美しいことを言うんだな、と正直関心した。


それでいてなんだか納得がいく、的を得ている。



友人から月に例えられるなんて考えたことなかった。


彼がくれた言葉は気持ちのいい夜風のように私にそっと吹き込んだ。


私は月のようであって、月であっていいんだ。


太陽や一番星になりたいわけじゃない。

なれない自分が嫌いな時期もあった。


でも月は太陽の光を受けて、闇夜では一番に輝く。

人々の顔を足元を照らすんだ。



月であっていいんだ。


月は美しい。



ありがとう。

深みがあり、優しい心を持った友人がいて

私は幸せ者だ。



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