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《VFSウベシンカワ》Faction Leaderを経験しての後記

2021年5月のIngress Virtual First Saturdayにおいて、盛況のうちに幕を閉じた《VFSウベシンカワ》。そのFaction Leaderの視点で、今回のイベントを振り返ります。

こんにちは、ミクリヤ・オトハです。先日はVirtual First Saturdayウベシンカワ(以下、VFS宇部新川)へのご参加、誠にありがとうございました。

今回は、VFS宇部新川で自分がやったことのお話。色々と頑張った時には、頑張った自慢をしたい!
そして、初のFaction Leaderでアワアワだった私をサポートしてくださった、スタッフの皆様への御礼も兼ねてのnoteです。
少しばかり長文になりますが、よろしければお付き合いください。

1. Resistance Faction Leader

VFSに限らず、Ingressでイベントを開催するにあたっては、ResistanceとEnlightened両陣営の《主催および連絡先》となるFaction Leader(以下、FL)の存在が欠かせません。私もこれまでスタッフとしては何度かお手伝いしていましたが、FLは初めて。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版 :||」の舞台に宇部新川駅が登場したことは既に有名な話。映画を観た複数のエージェント(いずれも山口県外の人)より「出てきた瞬間ミクリヤさんを思い出した」と言われた時は、ちょっと嬉しかったです。

そんな話の中で、内輪間で「これだけ話題になってるなら、宇部新川駅を舞台としたVFSを開催しない?」と盛り上がり、宇部に縁もゆかりもありまくりな自分がFLに。この度、開催の運びとなりました。

ちなみに、この話が出た時点で3月下旬……というか、既にFevGamesへの開催地登録の〆切目前。準備期間も含め、さすがに4月開催は間に合わなかったのでした。

FLの主なお仕事は、後述するFevGamesへの会場登録、イベントに必要なチャットルームとフォームの作成のほか、以下のようなものが挙げられます。

◆デコードしたPasscodeの送信
 VFS当日の朝、両FLへ画像がメール送信されます。そちらを解くと、各会場のPasscodeとして利用可能になります。今回のVFS宇部新川では時間都合上、事前にスタッフ側でデコードを完了してしまいました。楽しみにされていた方には申し訳ないです。
 また、各会場でデコードされたPasscodeを集め、これらを基にMaster Passcodeがデコードされます。
◆SNSへの集合写真のアップロード
 こちらの画像編集とアップロードは、Enlightened側のFLであるnyLon9さんにお任せしました。いつもありがとうございます。
◆参加者全員分のStatsおよび、集合写真のURLを送信
 このステータスが「Verified」となると無事、参加者の皆様へメダルが配信される手続きが完了。
 終了時Statsが未送信のままの方、或いは開始時と終了時が逆のStatsを送信して数値がマイナスとなってしまっている方……など、トラブルが発生した際の個別対応は、スタッフの方にお任せしています。サポートいただき、ありがとうございます。

2. 会場登録

FevGamesへの登録も、FLのお仕事となります。
今回は《エヴァンゲリオン》という明確すぎるほどのテーマが既にあったので、それっぽいものをササッとこしらえました。
スタッフの意見も取り入れつつ、完成した最終バージョンがこちらです。

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FevGamesのDescriptionは、だいぶ好き勝手にHTMLをイジれるようです。ちょっと心配になるくらい。
エヴァっぽい極太の明朝体は、マティスEB……は手が出ないので、Google Fontsで公開されているNoto Serif JP Black 900を使用しました。これをやるだけで急激に“っぽく”なります。
「ゼーレ」の名こそ使いましたが、作品名に関しては一切出さずに押し切れています。

相当こだわって作ったこのページ。
スタッフには大好評だったものの、参加者の皆様の反応はあまりありませんでした。ご感想をいただけると嬉しいです。

3. Telegram Botの導入

さて、私が前回スタッフとして参加したのは2月のVFSスペースワールド。スタッフは、今回とだいたい同じ面子で構成されています。いわゆる「いつメン」。
これに参加して、「今はスタッフが手動で対応してることを、将来的に自動化できたら負担がだいぶ減るよね」と感じたことが主に2点ありました。

◆Telegramへの新規入室者へのご挨拶と、ピン留めメッセージの確認を促す文言
◆Statsや集合写真用の画像の送信先など、よくある問い合わせへの対応

これらの対応を、今回は全てBotに任せることにしました。こうした自動化といえば、Pythonを使うのがイマドキ。
……とは思いつつも、全く触ったこともない言語なので、かじったことのあるPHPで。十数年ぶりにPHPと真面目に向き合った!
コードの大半は、既存の簡単なサンプルをカスタマイズしただけのモノだったりします。難しいことはしていません。

新規参加者へのご挨拶機能に関しては、テンコさんの多大なる協力をいただきました。PHPは触ったことない人だけど。Telegram Bot APIのドキュメントをチョチョイと参照しながら。仕事の片手間に。
これが、十数年ぶりにプログラミングと向き合う私と、十数年に渡りプログラミングでメシ食ってるテンコさんの差だ。面構えが違う。

今回の初運用で課題も見えたので、次回以降の開催に向けてブラッシュアップさせているところです。
他のVFS会場では更に高機能なBotを導入している所もあるようですが、とりあえず上記の2点あれば不足はないかなと思っています。

カッタ君(他ペリの空似)

Bot名の「カッタ君」は、宇部にある《常盤公園》においてアイドル的存在であった、オスのモモイロペリカンの名を借りています。
ただしアイコンのペリカンは、《神戸どうぶつ王国》で会った個体。
現在のときわ公園は諸事情あり、ペリカンを近くで見ることが叶わないのです……。

4. ラジオタイム

これは私の趣味、個人の嗜好の話。

イベント中、耳が飽きない仕組みが欲しい。

Zoomなど、音声/ビデオチャットをサブの交流手段として取り入れている会場も多いですね。ただ、人の会話が盛り上がってる中には入りづらい。そんな方も居るかと思います。

2月のVFSスペースワールドでは「宇宙をテーマにしたプレイリスト」を作りました。現在もSpotifyおよびApple Musicで公開しています。
こちらで気分を高めてもらいつつ、Telegramで完結するテキストチャット、スペースワールド・宇宙に関するクイズを出題するなどの企画および交流を図りました。
いちスタッフの私が勝手に作ったプレイリストでしたが、反応はそこそこ良かった印象です。

で、今回。
「エヴァ効果で突如脚光を浴びることとなった宇部新川駅だけど、実際《山口県宇部市》って超マイナーでは!?」
と、隣町の小野田で生まれ育ち、宇部の高校に通い、その後11年にわたって宇部に住んだ私は感じたのでした。
「ならば『ラジオタイム』と称して、宇部の歴史や見どころを30分でガッツリ語っちゃうぞ☆」
というのが、今回の企画の趣旨です。実は言い出しっぺは私ではないけど!

学校や会社で「n分間スピーチ」的なモノは多分に漏れず喋ったことはあれど、30分も一方的に喋り倒すのは初経験でした。ド緊張です。
もうちょっとちゃんと練習しておくべきでしたね!「ラジオタイム」と称する割に無言になっちゃう時間が多すぎた!
尺が微妙に余っちゃって、《銀天牛》のくだりは台本にない完全アドリブです。あんな悲哀あふれる話で〆るつもりは毛頭なかったんや。

ただ、「聞きやすかった」・「宇部に行きたくなった」など、リスナーの皆様からはたいへんご好評賜ったようです。ありがとうございます。
そんなことを言われたら調子に乗っちゃうぞ。

5. おわりに

次回私がスタッフとして参加するVFSは、今のところ未定です。いつメンのVFS、企画を考える側も毎回楽しくやらせてもらってるので、何かしらやりたいなぁ。

繰り返しになりますが、VFSウベシンカワへご参加いただいた皆様、また、スタッフとしてサポートしてくださった皆様、誠にありがとうございました。

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