見出し画像

うまい棒の料理も作ってみた その4

これがうまみの素に違いない。これを使えば料理もできるはずだ!

【あらすじ】ある漫画雑誌の原作企画として、うまい棒で料理をするというのを提案した私。残念ながら原作本体は、編集部の会議で△(連載するにはあと一押しという意味)をつけられ、連載とはいかなかった。その時の実験があまりにも勿体ないので、10年近くたったけど、ここで公開することにしたのだ。で、「その1」「その2」では、うまい棒コーンポタージュ味を炊飯器に入れ、「その3」ではプレミアム明太子味を使ってみた。その結果は、それぞれの記事を読んでほしい。

で、その3でも触れたのが、うまい棒の料理である。炊き込みご飯はうまい棒のみで味付けしたが、料理について調味料も使っています。

スープの味にほんわかとなごむ

 
考えたのは、1卵焼き、2炒め物、3スープである。もうネタバレしていそうなスープから紹介していこう。以下は、その時に作った原作台本から抜き出してみた。

 カップに牛乳を注ぎ、コンポタージュのうまい棒をつぶして混ぜる。このとき粒はなるべく細かくする。1本500CCが目安。よくかき混ぜて、電レンジで1分間チン。                        「ほわーー、なんだか和む香り~」
まさにポタージュスープの香りなのだ。

 調味料どころか牛乳を使っていた(´;ω;`) とはいえ、本当に優しいスープの味だった。ちなみに実験の時は、チェーン居酒屋でお土産にもらった「うまい棒 野菜サラダ味」でも試している。これが、ほとんど同じだった。牛乳様のおかげかもしれない。

 そして、炊き込みご飯のおかずとしてはメインとなる卵焼き。本当に旨くなるのかちょっと疑問だったが、卵の偉大さに助けてもらおうと思っていた。どこが偉大かだって? 様々な具材や味付けを包み込む「母なる愛情」をいままで感じていないとしたら、アナタは可哀そうですらある。要は、何かを混ぜてもきっとうまくいく食材なのだ。のはず。

 うまい棒には様々な味わいがあるのは周知のとおり。とはいえこの時も、王道でまずは試さないとね。しゃきんと取り出したのはプレミアム明太子味。これを、袋のままザックザクにつぶす。袋をぎゅっと握るだけで簡単に崩れていく。そして卵を1個割って丁寧にかき混ぜる。そして、袋から明太子味の破片(これはもう粉?)を入れて、さらに丁寧にかき混ぜる。   
 よく混ざったら油を引いたフライパンに卵を流し込む。じゅわーという音が立ち上がる。少し表面が半熟状態が残ったままで、卵をひょいひょいとひっくり返し丸めて仕上げる。中を開くと、どこにもうまい棒らしき破片は見えず、こんがりオムレツの出来上がり。その写真がこの2つだ!

画像2

画像1

 フツーの卵焼きというなかれ。むしろうまい棒が見えないほど、ざらざらに砕いた私の握力もほめてほしい(握力は30くらいしかありません)。そしてその味はというと、いい意味でも悪い(?)意味でも卵焼きだった。卵の才能が強すぎて、モブがモブらしく収まりすぎている。まあ、1本だとこれくらいの風味だし、むしろ入れすぎると全体の風味を損なうので、これで良しとしよう。もちろん、美味しいのは間違いないのだから。

漫画のネタとして使ってはダメですよん!

 今にして思えば、もっといろんな種類で試してみてもよかった。これを読んだみなさん、個人的に試すのはお勧めしますが、これをネタにするのはダメですよ。僕のものなので(^^)

 最後に炒め物となるのだが、せっかく見つかった漫画原作を、次回に公開しようと思う。そこに炒め物の作り方も書かれている。栄養のバランスとか考えて、思いついたものを採用している。このときの発想で、ふりかけとかもっと使えるんじゃね? と思ったのは、別の機会に掲載できればと思う。

         続きます。ここまで来たら最後まで読んでくださいね。


この記事が参加している募集

雑誌業界で25年近く仕事してきました。書籍も10冊近く作りましたが、次の目標に向かって、幅広いネタを書きためています。面白いと思ったらスキをお願いします。