最期の受験応援記録。

ここ数日更新できなかったけど、ようやく落ち着いたので。

自身最期の、受験送り出しが、終わった。(まだ受験が残っている子はいるけど)

地方出身ということもあり、首都圏の中学受験は不思議なことだらけだった。
2/1から本格始動する点もそうだし、午前受験・午後受験という概念が存在するのも不思議。直前になって受験する学校を変えることができるのもそう。1回目、2回目、3回目以上なんていう概念だって、向こうには全く存在しなかった。そして何より、中学受験の候補となる学校が多すぎる。子供たちも選択肢が非常に増えて、それはそれで大変なんだろうな〜、と思っていました。

2/1からスタートし、数日間、朝はお散歩に行き、昼は塾に詰めて勉強しに来る生徒の相手をし、そして夜は結果発表をみんなで見るという生活を続けた。
結果を確認するという行為だけでだいぶ疲労が蓄積し、最後の方はフラフラしながらという感じではあった。一喜一憂、感情の変化も激しかった。

自分が1月最後の数日間ずっと見ていた子たちは、1日がだめで精神面含め危ぶまれたが、2日午後に合格を勝ち取り、安心したところだった。結局、第1志望の学校に受かることはできなかったが、5日まで頑張って合格を勝ち取った子もいて、嬉しかった。
完全に敗北だらけということもなく、実力相応の結果をもぎ取って終えたというのが、こちらとしても嬉しいものがありました。

あと、最後の方で教えることこそ叶わなかったが、1番思い入れのあった子。この子も、1日午前の第1志望のところの門戸を叩くことはできず、午後はお散歩の道中でばったり会えたがそこには合格。取り敢えず、そこに合格できたことは嬉しかった。2日午前もだめだったようで、非常に心配した。メンタルが弱そうな子であることは確かだったので…。
3日午前は、会いに行くと心に決め、校舎移動もして会ってきた。数時間、つきっきりで相手をしてたが、少しは懐いてくれていたんだなぁ、という感慨も抱きつつだった。嬉しかった。4日午前、ラストの受験への旅路と決めて勉強していたので、受験校の出題分野予想をして、対策をした。疲労困憊の顔だったし、声もほぼ出さずひそひそ声でずっとしゃべっていたけれど、辛い中で最後まで気力を振り絞ろうとする姿は、グッとくるものがありました。散歩しようと思っていたけど、それは諦めた。昨日の朝が合格発表で、テニスに行く途中で結果を聞いた。合格。テニスコートに着くまでずっと1人で泣いていました。めっちゃ嬉しかったです。また会うことができるのか分からないけど、会って話をしたいな〜と思っているところ。
今思い出しても泣けるわ。まじで嬉しかった。有終の美を飾って次のステップへ旅立つことができるというのが、あの子のこれからの人生に少しでも良い作用があることを祈るばかりです。

受験に必要なもの。
当たり前ながら、努力は不可欠ですよね、と思いました。やっぱ実力が備わっていない限り、逆転は叶わないと思うし。ベースから大きく逸脱した結果は得られないのだろう、と感じるところです。
次に、体力。こう、長期戦になっているのを見ると、フィジカル面でのスタミナもそうだし、脳みそのスタミナも大事なんだな、と感じました。午前も午後もフル回転、それを長くなると数日間にわたりますからね…
最後に、メンタル。やっぱり、どこかに不安を抱えていると厳しいのではないかな、と思います。実力に見合ったところで勝負をしているのに、まさかの敗北を喫するなどは、その典型ではなかろうか。逆に、え、そこ受かっちゃうんだ、みたいなこともあるというのは、メンタルに自信があることの証左なのでは、と僕は思っています。


これで、塾講というアルバイトに携わるのも終えてしまった。また1つ、最後を迎えました。
あとは、お世話になった社員の方々への挨拶回りをしたいな、と思うところ。1番挨拶したい先生も今回でラストのようなので、早めに挨拶に行きたい。

個人的には、最後に全てをぶつけた子が合格を勝ち取ってくれたことが本当に嬉しく、このアルバイトを続けていて本当によかったな、と思わせてくれました。本当に、ありがとうございました。


おしまい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?