生ハムメロン

先日初めて生ハムメロンを食べたのでその感想です。

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生ハムメロン。聞いたことはあっても食べたことはない、そういう人が多いのではないだろうか。
私もその一人だった。「生ハムメロン」という言葉は本当は「豪華であることの喩え」ではないかと疑っていたくらいだ。
実際に食べ方として存在しているのか調べると、イタリアやスペインの伝統的なオードブルらしい。確かにスペイン語の教科書に”Melón con jamón”という言葉があったような気もする。

実際に食べてみる。メロンを一口大に切る。生ハムは切ってあるものを使う。
切ったメロンに生ハムを巻く。
ここまで来てもまだ疑っている自分がいる。
口にすると生ハムとメロンが見事に調和する。
意外なことに、喧嘩しないのだ。
生ハムの塩気が先に舌に触れ、メロンの甘みを引き立てる。
食感もマッチしている。
「美味しいけれど別々に食べたほうが良い」ということもなく、相性は抜群だ。
原理は「スイカに塩」と同じである。
しかしメロンに塩をふっても、逆にスイカに生ハムを巻いてもここまで美味しくはいただけないだろう。
生ハムとメロンだからこそ生まれる美味しさだろう。