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環境破壊

6月3日 月曜日

帰宅後にメダ活をしようとベランダに出ると、水槽にの上に白い粉状のものが沢山浮いていた。
「うわ、何だこれ?」と大きめの独り言がついつい出てしまった。キッチンで料理をしていた妻が覗きにきた。「なんかすごい事になってるね。私が今日布団とかマットとかを干していたからかも。そんなに叩いたりはしてなかったけど、ごめんね。」と謝る。「いやいや、別に大丈夫。気を使わせてごめん。」と返した。水曜日に大切な会議があるので、ゆっくりしたい所だけど、特に上段の水槽は一面粉まみれですごい事になっている。ベランダの水槽は毎週日曜日に水換えしているので、昨日ピカピカにしたばかりだ。家の布団とかマットってこんなに汚れていたのか? 劣化して色々撒き散らすのかな? 疑問は残ったが、とりあえずこの布団やらマットから出た白い埃を除去する作業に入る。網で掬ったりスポイトで吸ったり、作業は深夜1時過ぎまでかかった。


6月4日 火曜日

明日は会議に備えて、資料の見直しや読み込みを行い、普段より遅めに帰宅した。日課であるメダ活をしようとベランダに出ると、水槽にの上に白い粉状のものが昨日と同じように沢山浮いていた。
はぁーとため息が出る。明日に備えて早く休みたいところだが、また昨日と同じ作業をしなくてはいけないと思うと絶望感が湧き上がる。そもそもこの原因は何なのだろうか? 
考えを巡らせると、現在マンションで行われている受水槽の取替工事が思い浮かんだ。受水槽はマンションの駐車場の脇にある。受水槽のある位置から離れている我が家のベランダにまで粉塵が飛んできているのか? でもそれ以外考えられない。
工事現場からの粉塵という事は、メダカが餌と間違えて口にしてしまった場合に悪影響が出る恐れもあるし、水質が急に変化して間接的にメダカの死につながるリスクもある。実際水槽内には白い糞が見えたり、大きなメダカを入れてある水槽になればなるほど、水槽に浮かぶ白い粉が少なくなっているので口にしているのは確実だ。その日も粉塵除去作業を深夜2時までかかって終わらせた。


6月5日 水曜日

自分の職場に着いてから工事を請け負っている建設会社に電話を入れて、粉塵対策をして欲しいとの要望を伝える。担当者から折り返しの連絡をさせましょうか?と聞かれたが、今日は自分の仕事が忙しくてそれどころではない。ベランダは遮光ネットや簾やらで多少は粉塵対策も講じてきた。
ここ2日の仕事と深夜まで及ぶメダ活で疲労も眠気もピークだったが、仕事も何事もなく無事終わり帰宅した。
帰宅後、メダカ容器を確認したら、さほど粉塵は入っていなかったので安心した。念の為粉塵は除去しておいて、明日の休日に水換えをする為にカルキを抜いた水をバケツに入れてベランダに沢山用意した。(水温合わせのため)


6月6日 木曜日

朝の給餌の際に死んでいるメダカを3匹発見。体を確認しても特に異変なども見受けられない。僕の小さな飼育規模で成魚が1日にこんなに同時に亡くなる事は無いとは言わないが、恐らく粉塵の影響なのかと思う。粉塵による水質の変化も懸念される為全容器の水換えを行った。


6月7日 金曜日

今朝は5匹のメダカが昇天していた。たぶんこの先もポツポツと死んでいくメダカが出るのだろう。


屋外で飼育している場合、こういう事態もあり得るなと改めて感じました。例えば隣の家の人が植物の消毒で薬剤を使用して、それが水槽に入ってしまって全滅なんて事もあるのかもしれません。
 
有害な粉塵の影響で我が家の飼育環境は破壊されてしまいました。一刻も早く連続死が収まりますように。



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