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朱光菊

愛媛県の菊間めだかさんが2022年に作出されたメダカです。渋めの朱赤と白地の体色にしっかりと墨が入り、そこに青みがかった体外光、伸長しグアニンがのって青く光るヒレ等、全体的に渋い雰囲気で魅力溢れる品種かと思います。

横見も綺麗です。

「初心者は三色に手を出すな」

とメダカ界では言われているそうです。その理由は表現がバラけてしまい、親と同じような綺麗な三色が生まれる可能性はさほど高く無いからです。期待通りの体色のメダカを取るには、産卵数を増やして沢山の子をとる必要があり、そうなると容器の数が増えてしまい、飼育能力のキャパシティを圧迫することになります。

また、累代する際の親選びも大切で、綺麗な三色同士でペアリングしたから良い物が産まれると言うわけでは無く、ペアの体色のバランスが重要みたいで、これには飼育経験がものを言うって感じっスね。とにかく三色メダカは奥が深い世界なんだそうです。

僕の場合はベランダという限られたスペースで飼育をしているので容器の数には制限があり、絶対に三色には手を出すまいと決めていました。

ところが深夜にヤフオクを見ていたら、まぁこの写真の個体に出会いましてね。うわぁ、ヤバい。綺麗。すごい! 三色に体外光やヒレ光の青が入ってる! これは三色を超越した赤白黒青の四色メダカや‼︎ と変なテンションで入札いたしまして、そのまま落札といった感じで我が家にやって参りました。

購入したのは1ペア。2匹共に綺麗な四色もとい三色メダカでした。飼育経験もない初心者が三色に手を出してみましたけど、2匹しかいないので親選びで悩む必要もありません。そのままこの2匹に子を産んで頂いて、子世代を見てから継続するか否かは判断したいと思っています。バラけ方が激しいようなら孫世代は採卵せずにおく感じです。

去年採卵した子供達は間違えて似たような表現のメダカと混ぜてしまうと言う大失敗をしてしまいました。もう少し成長してヒレに特徴が出できたら、横見すれば判別できそうな感じもしますが、一応MIX扱いにしています。その容器には30〜40匹程入れているので確認するのも少し面倒ではありますね。

現在は春になってから生まれた針子を育てています。この子達がどんな感じで成長していくか楽しみです。

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