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弱ったメダカを救いたい。

メダカを飼育していると、避けて通れないのがメダカの死です。天寿を全うする場合もありますが、病気等で★になる場合もあります。なるべくなら飼育しているメダカ達全て寿命を全して欲しいと思いますが、我が家でもポツポツと死んでいくメダカがいたりします。

このメダカはある日急にエサ喰いが悪くなり、食べたエサを何度も吐き出していました。パッと見でエラがめくれて充血しています。エラ病ってヤツですかね。
※写真は治療開始から数日経過後のものです。発見時にはエラの腫れも大きく、口元にも充血が見られていました。

エラ病とはエラが機能不全になる病気の総称です。なんらかの要因でメダカの免疫力が落ちた事で、細菌や寄生虫から身を守れなくなり発症します。エラが機能不全になると呼吸困難になり死んでしまうこともある病気です。

治療には塩浴が効果的な治療方法として知られています。原因が細菌なのか寄生虫なのかで薬は変わりますが、発症初期ならどちらでも回復が見込める塩浴から始めると良いと思います。

塩浴をする事で、メダカが常に行なっている浸透圧調整を補助してくれるので体力の消費を抑えられます。ミネラルも補給してくれる効果もあり、結果的に自然治癒力を高めて病気等に効果が見込めるのです。また塩浴する事でメダカの粘膜はある程度剥離します。その際に原因になっている細菌や寄生虫などが一緒に剥がれる事があります。さらに塩には殺菌作用があり、塩分に弱い寄生虫や病原菌をある程度弱らせる効果が期待できます。

塩浴中は水が汚れやすいので、こまめに水換えする必要があります。回数や換水量はそれぞれの環境で調整する必要があります。

今回のメダカの場合はまだ泳ぐ力もあったので少量の水で毎日全換水で対応しました。塩分と温度を合わせた塩水を用意して、メダカを小さいおタマで掬って移す作業を繰り返す。毎日毎日手をかけてあげていると、不思議と愛着が湧いてきます。いわゆるナイチンゲール症候群というものでしょうか? いつしかこのメダカが我が家の推しメ(推しメダカの略)になっていました。室内水槽で毎日愛でております。

我が家の推しメ 和墨ちゃん

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