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黑天幻龍

黑天幻龍こくてんげんりゅうはブルーアイが特徴の魚で、角膜にグアニンが発現することで、目の瞳孔が青色に見えます。黒体色に青く輝く目って、映える上に神秘的な感じがして格好良いですよね。

写真を撮る為に久しぶりに掬って観察してみたら、改めてその容姿に惚れ惚れいたしました。ヤバいヤバいとか言いながら写真をパシャパシャしていたら、アクリルケースの接着が剥がれて水漏れしてしまい、危うくこの子が被害を受ける所でした。

少し話が逸れますが、メダカの選別用にアクリルケースがよく使われております。僕も何となく購入して使用していました。でもなんか小傷ができたりするし、値段も安く無いので、ある時ふと思いついたんです。小さいガラス水槽で良くないか?と。アクリルより重いのはデメリットですが、傷は圧倒的につきにくいし、何より安い。と言うことで購入していたものを、本日開封して使用してみました。うんうん、ガラス水槽は接着部のシリコンが気になるので、撮影には向かないよね。新しいアクリルケースをポチっとしておきました。

さて、黑天幻龍の話に戻ります。特徴のある目ですが、普通目も出ますし、ブルー・ホワイト・たまにブロンズ、レッドも出るそうです。視力が弱いので、交配用途で普通種と混泳する場合は、餌をきちんと食べれているか確認した方が良いかと思います。うちの場合はワンテンポ遅れて餌に食いついていたので、特に問題はありませんでした。ちなみにメダカは餌を認識する際に視覚→嗅覚の順で優先して使っているそうです。

2022年頃から出回り始め、その特徴から掛け合わせの素材としても重宝されています。2023年はブルーアイやアースアイの形質を持つ様々なメダカが作られていました。僕も掛け合わせをしてみたいなと思って、黑天幻龍を増やそうと思いましたが、残念ながら昨シーズンは産みませんでした。購入時の1ペアしかいませんが、無事に冬越しはできたので今シーズンは増やしたいですね。

家にいる子たちはオスメスともに両目が綺麗な青で、体色も黄色色素が表現としては出ていないので、この写真の親魚の様な真っ黒青目の素敵な魚になるのでは無いかと期待しています。

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