#18 わんことの暮らし
我が家の愛犬は、ミニチュアシュナウザー(♀:なな)2023年5月現在で3歳半です。相当なビビりさんで犬が苦手です。急に寄ってくる人もだいたいダメな(吠える)んですが、時々まったく知らないのに不意に近づいてきても一切吠えないどころかしっぽ振って喜んでるケースもあります。
そういう人、たまにいますよね。こどもにめっちゃなつかれるとか、グリーンハンドとかそういうことかなと。
小学校低学年と、アルザス在住時には猫と暮らしていました。体質的には猫アレルギーなのですが、フランスでは大丈夫だったんですよね。そういえばダストとか季節の変わり目にもアレルギーが出なかったので、気候的なものの影響かも。
今度、改めて調べてアレルギー検査を受けてみようかな。年齢や時期で変化があることもあるというし。
ななは、近くのホームセンターのペットコーナーにいました。気持ち的には保護犬をとも思ったのですが、なにせ初めてのわんこ…保護犬は難しいかなと思っていた頃に出会ったのでした。
よくある話で、最初は「え?犬?知らないよ〜…」と消極的だった家人が、今は一番めろめろ。毎朝毎晩まず挨拶してるからね、ななに。
家に迎えて数ヶ月後のワクチン接種を経て、お散歩に出られるようになってからしばらくは吠えグセにかなり悩まされました。
大通りの反対側を通る自転車にも吠えちゃうんだもん…
しつけもしてくれる保育園にも通い、毎朝5時前には起きて散歩へ出るようにしました。いくつか決まったグループの方がいらして、吠えるななにも好意的で、そこにかなり救われました。
犬が吠えるだけで?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、主のしつけが悪いからだと言われているようで(実際言われたことはないのに)、他の犬がちらっとでも見えると逆方向へ行ったり隠れたりが日常茶飯事。
そんなだったので「大丈夫!ちょっとこっちに来てみたら?吠えても大丈夫だから」と声をかけてもらえるのがものすごくありがたかったのです。
でもその時期、思いました。
「これって、息子や娘の幼少期と同じかも…」
三十代後半での出産、初めての子育て、母としての人間関係…
力みすぎると私はたいてい続かないということを、ななとの時間で改めて感じました。
吠えるのを放っておくわけにはいかないけれど、とにかく吠えないようにとしすぎなのでは?そもそも吠える生き物なのだから、どういうシチュエーションで吠えるのかを観察してみれば?
犬にも個性があり、相性もある。私のことを知ってもらうのも必要だけれど、そもそも「なな」がどういうわんこなのかを私が知らないと伝えようがない。
そんなシンプルなことに気づくまで、恥ずかしながら1年近くかかりました。
今は、遠くからでも「あ、あのわんこにはきっと吠えちゃうな」となんとなくわかるようになりました。当然私のカンも100%ではないですが、吠えちゃったとしたら、まずは先方の方に「ごめんなさい〜」とお詫びをして彼女を抱きかかえることが即座にできるようになりました。
それに、コロナの影響なのか、以前よりも吠えるわんこが最近けっこう多い気がします。「うちもです〜」と苦笑されるケースも少なくないので。
「だいじょうぶ、怖くないよ」吠えようとしたときにそう声をかけて頭をなでたり口をそっとおさえたり、ななと私の場合は有効のようです。
これからまた年齢によって変化もあると思うので、毎日の散歩でお互いを見ながら考えてゆければいいな、そういう暮らしが今はいいかな、と。
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