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【読書】ネガティブな感情が成功を呼ぶ

こんにちは!

前田です。

最近は大雨の日が続いていますね。
熱海での土砂崩れもあり、自然災害には十分に注意が必要だなと改めて心を戒めました。

とはいえ、雨の日も悪いことばかりではない、ということを、以前に書かせて頂きました。

私も、雨の日を利用して、改めて読書をしてみました。

今日は、その中で面白かった一冊をご紹介します。

100%ポジティブをめざす人よりも、20%のネガティブ時間を有益に使える人のほうが、仕事でも学問でも成功し、 幸福な人生を歩める!

怒りは想像力の燃料となる、罪は改善を促す、自己暗示こそがパフォーマンスを向上する、わがままは勇気の源だ、非情(マインドレス)がよりよい決断につながる――。ポジティブ心理学の若手精鋭研究者による、心のダークサイド(暗い部分)がもたらす効用に関するユニークな論考。どのような状況にも素早く対処できるように、あえていろんな感情に目を向ける力を持つこと、ありのままの自分と付き合うことの大切さをわかりやすく説く。

Daigoさんの動画で紹介されていて、とても気になったので読んでみたのですが、とてもオススメできる一冊です。

私としては特に、

「ポジティブ教に疲れた人」
「表面的な自己啓発に、物足りなさを感じている人」

に、特に読んで欲しいなと思いました。

いま本屋さんに行くと、たくさんの自己啓発本や、マインドフルネス本がありますよね。

私も今まで、いろんな本を読んできました。

そして読書家な人であれば、
「成功するために必要なことって、結局一緒だよな」
という悟りに近い感想を持っているかもしれませんね。

私もその一人で、成功には近道はないこと、多くの先人たちから学ばせて頂いています。
特に偉人たちの本は、濃厚な経験とセットになっているので、読み応えがありますね。

一方で、「軽い本も増えたな」という印象があるのも、正直なところです。
「兎にも角にも、ポジティブシンキングが大事!」とばかりを推奨している本が多くて、ちょっとお腹いっぱいですよね。

それだけならまだ良いのですが、
「こんなにポジティブが大事と言われているのに、ネガティブ思考が無くせない自分は、ダメなやつだ」
というプレッシャーを与えてしまうんじゃないか?
と危惧しています。

なぜかというと、私自身がそうだったからです。

しかしこの【ネガティブな感情が成功を呼ぶ】を読んで、大事なことは

「ポジティブと、ネガティブのバランスである」

ということが分かり、とても納得がいきました。
よくよく考えると、生物として生き抜く上で、もしネガティブ思考が不要であれば、進化の過程で淘汰されてもおかしくないわけです。

しかし、生物学の観点からしても、生存確率を上げるためにネガティブ感情を上手く使ってきたことが分かっています。

マインドフルネスに代表されるように、無理にポジティブ100%にすることはない。
ポジティブ80%+ネガティブ20%の「ホールネス」が一番大事である、というのが、本書で科学的なエビデンスをもって書かれています。

ちょっとボリュームある本ですが、それ以上の学びは間違いなくあるので、ぜひオススメしたい一冊です。



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