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【勉強】クープマンモデルその⑧

こんにちは!

前田です。

今日も、私がいま一番興味があるテーマについて、まず私が学び(インプット)、引用し(シェア)、そのことについてコメントする(アウトプット)」という順番で記事を書くことで、私自身も、そしてこの記事を読んでくださっている方にとっても、学びや気づきにつなげていこうと思います。

今日のテーマは、「ランチェスター戦略」を学ぶ中で登場した「クープマンモデル」です。

私自身も書籍などを読んで勉強していますが、ここでは、参考になりそうなwebサイトを参考文献としながら、数回に分けて学んでいこうと思います。

(参考文献)
↓↓

8.競争パターンの4類型
シェアの三大目標値と射程距離理論を掛け合わせると、同業者の競争パターンは次の四つに類型できます。

・分散型
①1、2位間、2、3位間などの上下の差がルート3以内
②1位が下限目標値26.1%以下

・3強型 
①1位が2、3位の合計以下で、1〜3位の差がルート3倍以内
②1、2、3位の合計が73.9%以上

・2強型 
①1、2位の差がルート3倍以内、
②1、2位の合計が73.9%以上

・1強型 
①1、2位の差がルート3倍以上、
②1位が安定目標値41.7%以上

時間の経過とともに大手寡占化が進むのが世の常です。
一般に分散型→3強型→2強型→1強型と推移します。
現在の競争パターンを知ると近未来を予測できます。
現在3強型の3位なら、2強時代に負け組になる可能性が高いので、今のうちに2位を確保すべきです。
このようにシェア類型もシェアアップ目標を定めるときに意識します。成熟市場で大切なのは「敵」の設定です。

前回は、新しい「射程距離理論」という言葉の登場をきっかけに、同じ市場のライバルとの関係性について学んできました。

ランチェスター戦略の基礎となるのは、市場トップの強者か、それ以外の弱者かの2択です。

しかし、クープマンモデルをずっと学んできて知ったことは、そこに「時間の経過」という概念が入ってきたことでしょう。

市場にいる企業はみな、すべからく努力をしています。
そして常に、対前年比や対前月比など、「どれだけ成長できているか」を見られます。

私がお世話になっている先輩はよく、

「現状維持は、後退である」

と言っています。
これくらいでいい、今のままでいい、というのは通用しないといことでしょう。

また、市場規模も常に変化していきます。
成長してる市場もあれば、縮小している市場もあるでしょう。

そのときに、単純に市場内での順位だけ見て安心してはいけない。

強者はより強者として確固たるポジションを築くこと、
弱者は強者の隙をついて、的確にシェアを伸ばしていくこと、

厳しいかもしれませんが、この健全な競争が行われることが、資本主義の利点を人類が享受していく秘訣なのかもしれません。

この「時間経過」を理解すると、シェアの三大目標値と射程距離理論を掛け合わせることで、同業者の競争パターンが四つに類型できるというのが、今回の学びです。

そして要約すると、

時間の経過とともに大手寡占化が進むのが世の常です。
一般に分散型→3強型→2強型→1強型と推移します。

と言えるそうです。

例えば、「弊社は業界3位として活躍しています」と言っている企業があったとき、就職活動中の私なら、「なかなかの優良企業だろうな」と疑いなく思っていたかもしれません。

私たちはスポーツなどの世界をみるうちに、無意識のうちに、「3位以内は良い」というような先入観をもっているのかもしれませんね。

しかし実態はどうか?

ちゃんと上位3強になっているのか?
1・2位に大きく離された3位なのでは?
1位がほとんど独走している市場なのでは?

いまはあ3位として好成績を上げていても、2強時代になったら弾かれる可能性があるので、1位や2位に肉薄している3位である必要がありますね。

敵・ライバルがいることの厳しさ、だからこそ成長やイノベーションが起こるということを、より理論から学ぶことができました。

次回からは、シェア争いにおいておこりやすい傾向について、学んでいきます。

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