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【勉強】クープマンモデルその④

こんにちは!

前田です。

今日も、私がいま一番興味があるテーマについて、まず私が学び(インプット)、引用し(シェア)、そのことについてコメントする(アウトプット)」という順番で記事を書くことで、私自身も、そしてこの記事を読んでくださっている方にとっても、学びや気づきにつなげていこうと思います。

今日のテーマは、「ランチェスター戦略」を学ぶ中で登場した「クープマンモデル」です。

私自身も書籍などを読んで勉強していますが、ここでは、参考になりそうなwebサイトを参考文献としながら、数回に分けて学んでいこうと思います。

(参考文献)
↓↓

4.首位独走の条件〜41.7%安定目標値〜
シンボル目標数値のなかで最も有名なのが41.7%安定目標値です。市場シェア40%は首位独走の条件です。

安定なら過半数の51%ではないかと思われるかもしれません。
2社間競合なら51%を獲得してもライバルが49%なので安定とは言えず、73.9%を確保しなければなりません。
しかし、全国区の総合的な競争では2社間競合は稀です。
多くの業界は5社以上の競合があるので、40%でまず間違いなくダントツになれます。

ダントツになれば成長性・収益性・安全性が高まります。
2位以下は消耗戦を仕掛けても太刀打ちできないので住み分けを意識するようになるからです。
40%を下回ると1位であってもダントツとはいえないケースが増えます。アサヒとキリンが38%前後で拮抗していることが典型例です。

前回は、市場シェアの3大目標値のうち、最大値である「73.9%」について学びました。

今日は、2番目の「41.7%」について、その中身を見ていきます。

ランチェスター戦略、そしてクープマンモデルからすると、市場シェア率が41.7%を超えれば、ほぼ間違いなくその市場でダントツトップの存在になれるそうです。

そしてダントツの存在になれれば、成長性・収益性・安全性が高まり、2位以下は太刀打ちできないため住み分けを意識し始めるそうです。

ここで注意点が、ライバルが少なすぎる(2大勢力しかいない、など)場合は、41.7%ではなく73.9%を目指す必要が出てくる、ということです。

一見するとライバルは少ないほど良いように思えますが小粒なライバルなら、むしこ歓迎することすらあるのが、数字の面白いところですね。

仮にシェア15%の企業が4社あっても、それら合わせて60%なので、残り40%を1社が取ればダントツ1位(2位とは約3倍の開き)になれるというわけです。

「シェアはみんなが考えている以上に大事です。40%を切るか切らないかでは、天と地ほどの差がある。40%は単に区切りの数字かもしれないが、経営には明確な旗が必要です。40%はひとつの旗、旗を掲げた以上、それを必ずなびかせなければならない」
(出所:「トヨタ・ストラテジー」佐藤正明著)

このように、世界のトヨタでも、「市場シェア40%」を強く意識していることがわかりますね。

車にはセグメントという言葉もあるくらい、ターゲットの設定がとても重要になってきます。

自分が戦うフィールド(=市場)を明確にし、そこで市場シェア40%以上でダントツ1位の旗をあげるまでは、迷わず突き進むべしという教訓を、しっかり覚えておきます。



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