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未然に防ぐ力 〜微差が大差をうむ〜
こんにちは!
前田です。
みなさまは、「ヒヤリハット」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
メーカーや生産現場、工事現場などで働かれている方は、ご存知かもしれません。
これらの職種に共通しているのは、「怪我や事故が起きうる職場である」ということです。
私もメーカーに入社したときからずっと、何よりも「安全第一」と先輩や上司から教わってきました。
当時は特に、生産現場で使用する装置を設計していました。
いわゆる生産装置というものですが、ものによっては、鋭利な切断機構・極高温・直視不可のものなど、人体に甚大な影響を与える機構をもったものが少なくありませんでした。
そのため、設計段階から実使用に至るまで、何度も何度も、そして色んな角度から、安全性の確認を徹底して行っていました。
その安全性の確認をしていく上で、とても大事な考え方を通称「ヒヤリハット」といいます。
ウイキペディアによると、ヒヤリハットはこう説明されています。
ヒヤリ・ハットとは、重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の認知をいう。文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」である。
(引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A4%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%88)
重大な災害や事故にいたる前の兆候・サインを、見過ごすことなく受け取ることが大事、というのが、「ヒヤリハット」の重要ポイントです。
ヒヤリハットに似た言葉で、「ハインリッヒの法則」というものものあります。
ハインリッヒの法則(ハインリッヒのほうそく、Heinrich's law)は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するというもの。「ハインリッヒの災害トライアングル定理」または「傷害四角錐」とも呼ばれる。
(引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87)
名前もとても似ているので、覚えやすい(逆に覚えにくい?)と思います。
さて、みなさんも、日常生活の中で、「あぶなく〇〇するところだった」と思うことが、あるかと思います。
今回、強調したいことは、この「〇〇」に入るものは、決して怪我や事故だけではないということです。
例えば、ある日、
「あぶなく『遅刻』するところだった」
と思ったとしましょう。
きっと、会議かなにかがあり、それにギリギリ間に合ったという状況でしょう。
このときに、
「間に合ったから、大丈夫!」
として済ませるのか、
「今日は間に合ったが、もっと重要なアポのときに遅刻したら大変だ!」
と自分を戒め、遅刻しそうになった原因にメスをいれていくか。
この両者は、短期的には違いは少ないでしょうが、中長期的には大きな差がでそうですね。
私がお世話になってきた先輩方からは、
「微差が大差をうむ」
と教わってきました。
小さなミスや、そのミスの予兆にも意識をめぐらし、後回しにすることなくしっかり対応できる人。
そんな人がきっと、長く繁栄し、多くの人に信頼されていくのでしょう。
私も、もっともっと微差にこだわれるような男になるために、今日も自分がきめたことを達成していきます。
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