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【アーカイブ】2024/4/7放送_話すことは癒すこと

インターネットラジオゆめのたね放送局にて毎週日曜日21:00から放送しているラジオ番組のアーカイブです。

なかったことにしたいと思っていた過去の大嫌いな自分、
こじれた母娘関係 糸を解きほぐすきっかけとなった 3.11と長女の誕生、
母と娘への感謝を語りと歌!(←初公開!恥!)で お届けしています。


ラジオで話すことは、自分の心を癒すことにもつながっているのかもしれない

ラジオの中でもお話をしていますが、自分の中でずっと引っかかっている「未完了」なことを、あえてラジオで話すという事は、原稿を書くこと、それを目で読むこと、そして声で表現すること、自分で表現した音を聴くこと、それらを通して、考えを整理したり、自分の気持ちに気づけたり、自分の気持ちを認めたり、できるんだろうなと思います。

先日あるパーソナリティさんの番組収録で、ゲストさまがおっしゃっていました。

「つらかった出来事の記憶は、思い出さないように意識から消されて(忘れて)しまうことがあるけれど、身体は、細胞は覚えている」

細胞の記憶にアクセスして、本当に自分を癒せるのは自分だけだから、私は自分の声で、自分を癒すことにチャレンジしてみました。

ラジオで発信することで、「私も」「わかる」と共感してくれる方がいらっしゃれば、その方を応援することにもなるし、コメントやメッセージなどで感想をいただけたりしたら、役に立てた喜びで、また自分が癒されます。

「未完了」なことをラジオで話すということは、そうやって自分のことを大切にすることなのかもしれません。

話してみて、足取りは軽くなったのか?

自分の中の仄暗い部分を話すことは勇気のいることでしたが、置き去りにしてきた過去の自分を迎えに行くような感覚でもありました。

私のエネルギーの源泉は感謝や喜びや貢献などではなく、「悲しみ」や「憤り」でした。

ひとりの人間として存在を尊重されることにこだわり続ける理由は、存在を否定する言葉の刃に何度も切りつけられて、そのうちに「どうせ私なんて」と自分も自分を否定して傷つけるようになって生きることは痛くて息苦しくて悲しかったからです。

そういう経験を持つ自分のことを人に言うことができなかったのは、マイナス思考や自己否定をしていた過去を話すことで、その経験があることを認めることになるし、それは過去の傷をえぐってもう一度自分を傷つけることでもあるからです。

でも、本当は癒されたいのです。

自分を癒せるのは、自分だけだけど、もう一度傷ついた先に、「癒しがある」と信じられたのは、いつも番組を聴いて下さるリスナーのみなさま、札幌スタジオのパーソナリティさんたちが、「どんなまきこさんでも大丈夫だよ」と受け止めてくださると信じることができたからです。

収録が終わって、最初にこの番組を聴いてくださったエンジニアのあきこさんが、優しく微笑んで拍手をしてくださったので、「ああ、話せた」とほっと安心しました。

母への感謝

子育ての悩みを母に吐露したら、母は「自分は子育てをうまくできなかったから」とメッセージをくれたことがあります。

自分の子供が、生きるのがつらくて自分に怒りをぶつけてくるのをどうすることもできないでいる。
それは身を切られるような思いだったでしょう。

お互いに、その時は精一杯だった。
どうしようもなかった。

私がいま幸せに子育てをしている姿を見てもらうことで、母の子育ての闇にもあたたかい光がさしますように。

おかあさん、お誕生日おめでとう。

オリジナルソング「生命(いのち)つないで 母から娘へ」

娘が3歳の時に、友人のパーソナル・チャンネル・プランナーの岡本 文さんに作詞作曲をしていただいた、母と娘への感謝の想いを綴った私のオリジナルソングです。

この曲は、文さんのセッションで、今回お話した母との確執や娘が人生を変えてくれたというお話をして、文さんが詞と曲に起こしてくれたものです。

いつか自分で歌ってみたいと思っていながらも、試しに一度歌ったきり、暗い過去を思い出すのがいやだとか、恥ずかしいとか、そんな思いでお蔵入りしていたものです。

1番の歌詞が母への感謝、2番の歌詞が娘への感謝。
今回は母への感謝をテーマにお話しをしたので、娘のことは放送では触れませんでしたが、娘が生まれるまでに乗り越えた試練もありました。

はじめての妊娠で流産した私はメンタルが不安定になり、それに身体も呼応するように自然妊娠ができなくなりました。

そこから2年間の不妊治療中にも体外受精で流産、職場の先輩から勧められたヒプノセラピーで、私の周りをケラケラと笑いながら飛び回る巻き毛の天使の赤ちゃんを見ました。

その時は、人生に絶望して笑い方を忘れた私に、こんなケラケラと笑う子供がまとわりついてくるわけがない、と思いました。

それからほどなくして、不妊の原因がわかり、手術をした翌月に長女を授かりました。

娘が1歳になる前に、カメラマンの方に写真を撮っていただく機会があり、出来上がった娘の写真を見たら、それまで忘れていた巻き毛の天使のことを思い出して思わず「あっ」と声を上げました。

セラピーを受けていた時のノートを見返したら、当時描いていたケラケラと笑う巻き毛の天使のラフスケッチが、娘の写真とそっくりだったのです。

巻き毛の天使

「なんでこの子はこんなに笑うんだろう」
娘は、たくさん笑ってくれましたが、この時も、笑い方を忘れた私の子が、こんなに笑うはずがない、と思っていました。

でもあるとき、保健師さんが言ってくれました。
「お母さんがたくさん笑って話しかけてくれているからですよ」

ああ、私は笑えているんだ。
一生、心から笑うことなんてできないんだろうと思っていたけれど、娘が存在しているというだけで、私はこの上なく幸せで、心から笑うことができているんだ、と感じました。


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番組概要

放送日:4月7日(日) 4月14日(日)
オレンジチャンネル 日曜日 21:00~21:30
※2・4週目は1・3週目の再放送です

番組名:北の音-Kitanone
https://www.yumenotane.jp/kitanone

テーマ:話すことは癒すこと
ゲスト:なし・一人トーク

パーソナリティ:やまだまきこ
コンテンツ設計アドバイザー・ゆめのたね放送局札幌スタジオリーダー
https://lit.link/makkyo

挿入歌:生命(いのち)つないで 母から娘へ
作詞・作曲:岡本文

リアルタイム放送の聴き方:
放送時間になったら以下URL(または画像内QRコード)を開き
「オレンジチャンネルを聴く」をクリック
https://www.yumenotane.jp/kitanone
※インターネットラジオなので世界中どこからでも聴くことができますできます

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