ペグが造影剤CTを撮ったときのこと。 診察室に呼ばれるといつもペグは診察ベッドの上に上がり、持ってきたおもちゃを広げてスタッフさんと遊んでもらったりおしゃべりしたりする。 それは、スタッフさんが私が先生とお話をできるよう配慮してくださっているのです有り難し。 そんなわけでペグ抜きで私は先生とCT画像を見ながら話していた。 「ここ胃ね。内容物見えてるね」 「おぉ…食べたもの写ってますね。焼きおにぎり食べたってばれちゃうな」 「あはは！」 と笑ったあと、しばらくして先生はペ
12歳娘ピィの仲の良いお友達が今年から支援級に入った。 その子のことを悪く言うクラスメイトがいて大変に憤慨したそうだ。 「腹が立って仕方がなくて何を言われたか覚えてないけど嫌なこと言った！！」 と怒っていた。 それに対し、心優しいピィの別のお友達が 「そうだよ、支援級なんだからかわいそうだよ」 と言っていて『それは違うんじゃ』と思ったとピィは話してくれた。 だよなぁ。 でもそーいうことってあるんだよなぁ。 ピィはさ、弟に病気があってかわいそうね、って言われたらどう思う？ 「
７歳息子のペグ（仮名）は難病だ。 それゆえ割と気軽に入院する。入院しないまでも病院は親戚のうちみたいなもの。 以前ちょっとだけ病棟に入ったら看護師さんに 「おっ、ペグくん、久しぶり！」 と嬉しそうに声をかけられた。ペグも「うん！」とまんざらでもなさそう。 ところで小学校に上がり、友達も増えてきた。 道を歩くと「おーペグくん！」と声をかけられることも多い。 ちょっと見た目に特徴があるので、割と覚えられているし見付けられやすいし。 校庭へ行くとペグは必ず誰かしらと遊ぶ。校庭に誰
