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10999円のプロジェクターを買ってからの紆余曲折【後編】

前編はこちら


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昨日のつづき。

プロジェクターの視聴距離が近すぎることがわかったので椅子をもっと画面から遠くに置けるように物を動かして掃除した。それからゆったりと座って見たが、まあまあだな。眠くなる。座って見なきゃいけないものでもないよな。立とうか?

大画面に慣れてきた。食事中に8インチのタブレットで動画を見たが、充分楽しめる。小さい画面でも見ることで大画面の恩恵を感じ続けたい。

プロジェクターで見るものを限定することで疲労を軽減し、他のこともやっていきたい。



「ノイズリダクションイヤーマフ」とどいた。

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どんなもんだろうと装着してみたら「あれっ?」というくらい物音が聞こえなくなる。このあいだの耳栓は33デシベルをカットできるとのことだったが、このイヤーマフは35デシベルをカットできる。耳栓よりも装着に時間がかからない。

ヘッドホンならば軽いつけ心地のものが良いのだが、防音用のイヤーマフの場合は顔の両サイドをがっちり圧迫されるので、長く使うと疲れるかも。これを装着したまま千切りキャベツを食べたら、まともにアゴを動かせなくて顔が痛くなった。食べるときは耳栓のほうがよい。

さすがの防音で、プロジェクターのファンの音が聞こえなくなった。


ダイソーのワイヤレスイヤホンの上からイヤーマフをつけてプロジェクターの動画を見た。プロジェクターの仕様なのか、イヤホンにノイズがシュワシュワする。ダイソーのワイヤレスイヤホンじゃなくて、もうちょっと高いイヤホンにしてもやはりノイズがあるので、安いプロジェクターのせいだろう。

一度ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンで試してみたいなあ。調べたら最低で4000円くらいから。メルカリだとよくわからないメーカーのものが1300円くらいから。ただ、調べてみるとノイズキャンセリングって機器のノイズを消すためのものではないらしい。耳栓の上からヘッドホンつければノイズは気にならないが、全体的にこもった音になる。

整理する。①耳栓+ヘッドホン→ホワイトノイズは聞こえなくなるがファンの音が消しきれずに残る。着け心地はさほど悪くない

②イヤホン+イヤーマフ→ファンの音がかなり抑えられるがホワイトノイズが常にイヤホンからシュワシュワ聞こえる。圧迫感があって、長時間着けていると疲れそう

総合的には①が良い。音に強いこだわりがあるわけじゃないので、このへんで手を打っておいたほうがいいだろう。


そこで思いついた。耳にかけるタイプのイヤホンは耳栓ともイヤーマフとも併用できることを。

①耳栓をして②耳にかけるタイプのイヤホンをして③その上からイヤーマフを装着してみた。そしたら、ノイズなしで聴くことができた! やったぜ。

耳にかけるタイプ、いわゆるオープンイヤー型って中途半端な印象だったが、中途半端が功を奏した。中途半端にしかできないことがあったのだ。

プロジェクターが出す二重のノイズに対して、二重の防音で勝ったぞ。デメリットとしては、①音が少しこもって聞こえる②装着に手間がかかる③遮音性が高すぎて周囲で何かあってもなかなか聞こえない④耳栓が少し不快⑤イヤーマフの圧迫感

ということがある。続けていくうちに慣れて解消されるものもあるだろう。とにかくノイズからは解放された。余計な音がしないっていいもんだ。



5/23


プロジェクターの使い方に慣れて安定してきて、まあまあの環境で72インチの大画面の動画を視聴している。欲には果てがないもんで、画質が悪いのが気になってきた。白が白くないし、黒が黒くない。ピントを合わせても画質を上げてもなんだかぼやぼやしている。プロジェクターが安いせいなのか、スクリーンが安いせいなのか、両方か。迫力はあるんだが、なんかおおざっぱなんだよな。テレビのほうがずっとクッキリしていてきれいだ。またメルカリでテレビを探してしまった。もうその問題は解決したと思ったのに。


いや、動画ごとに適切なサイズがあるのかもしれない。大画面向けの動画もあれば、テレビ的な感覚で見れる動画もあれば、タブレットのサイズで充分な動画もある、と考えてはどうか。

たとえば秋葉原をぶらぶら歩く動画を最近見たんだが、これはなかなかプロジェクター向けだった。


VRゴーグルでこういう動画を見たことがあるが、プロジェクターでも行けるんじゃないかなと。臨場感を楽しむ。あとは映画やライブ動画は大画面が活きる。ホラーを今度試してみたい。

そういえば、大画面なら自然や動物だよな! と思ってナショナルジオグラフィックの動画を適当にプロジェクターで映そうとしたら、世界最大級のクモの動画が出てきて無駄にゾクゾクした。


これです


YouTuberがワイワイやるバラエティー的な動画はテレビサイズでいいかなと。コントとかニュースとか商品レビューとかゲーム系の動画もテレビサイズで充分。

オレがよく見る勝間和代さんのチャンネルやゆっくり解説や事件系の動画はタブレットやスマホのサイズでもいい。勝間さんを大画面で見るのはちょっと。いや失礼しました。

そうやって動画ごとに適した視聴方法を選べば、プロジェクターの見すぎで疲れることが減りそうだしテレビも活躍の場を失わずに済むわけだ。

そう考えるとプロジェクターの活きる場面が少ない。映画もドラマもアニメも見てないから結局はホラーとエロしか残らない。でかいのに出番が少ないってのはアレだなあ。でかいからにはなんとか活躍してもらいたいものだが。

72インチだから画面にアラが見えてしまうのかと思って、プロジェクターをスクリーンに近づけて40インチ程度に縮めてみたら、だいぶハッキリ映るようになった。それでも黒が黒くないというか、浅い気がする。どうしてもなめらかさではテレビに劣る。




5/24


プロジェクターの映像の、何にオレは不満なんだろうと考えて昨日は「黒が黒くない」と書いた。

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このように、黒くあるべき場所がやや明るい。枠が黒く見えているけど、枠の内側も同じぐらい黒くなきゃいけないんじゃないの。

黒い部分がちゃんと黒くないと画面が締まらない印象になる。これについて対策を調べた。用語としては「黒が浮く」「黒浮き」といい、対策については「迷光対策」と呼ばれるようだ。その対策は、部屋を暗くすることが一番らしい。カーテンでしっかり光を遮ることのほかに、黒い布を貼るなどして周囲の壁を黒くすることも有効であると。

ああ、ほんとうにプロジェクターは部屋の大転換を求めてくる。オレの部屋をホームシアター専用ルームにせよと求めてくる。スクリーンを設置しただけでも部屋の印象がプロジェクター側にかなり引っ張られているのに、そのうえ周囲の壁の色の変更まで求めてくるなんて!

そこまではちょっと付き合いきれないな。こうやって突き詰めていくとふたたびプロジェクター疲れが兆(きざ)してくる。改善しても改善しても、改善するべき点が見えてきて果てがない。それで疲れる。



チューナーレステレビを何日かぶりに見たら、すごくきれいに見えて、なんていいものなんだ! と思った。サイズが物足りないのは「近くで見る」という力技である程度解決できる。巨大スクリーンって、時々見るくらいでちょうどいいのでは? って、なんか当たり前な結論だけど。でも、見たいときに大スクリーンを見れる状態になってるのはなかなか良い。




7/14

ボカロのメドレー動画ばっかり見てた。

プロジェクターを何分で準備できるか計測したら4分だった。まあまあでは。




9/3


昼間にプロジェクターをつかうと、カーテンを閉めても隙間から部屋に光が漏れて充分に暗くならず、スクリーンがぼやける。そういうもんだと我慢してたが、古い衣類をつかって日光が入ってこないように細工した。良くなった。


3月に買った10999円の安物のプロジェクターだが、いまだに環境が向上するくらい映すのが難しい。

このあいだタイムを計測したら、要領よくやれば3分で準備できることがわかった。3分でもまあまあ早い。テレビだったら電源入れてチャンネル合わせればそれでいいじゃないですか。安いプロジェクターはそうはいかない。

▷まず部屋を暗くする。ちゃんと暗くないと黒が弱くなる。*暗いところで巨大な明るい画面を見るので、長時間の視聴は疲れる。

▷電源にコンセント穴が二つ必要。*電源オンするとファンの音がうるさい&機械本体が心配になるぐらい熱くなる

▷次にプロジェクター本体の向きや角度をスクリーンに合わせる。*この微調整が難しい。少しでもずれると画面がスクリーンからはみだしたり斜めに傾いてしまう。高いプロジェクターだと補正機能があってこのへんが少しラクにできるらしい。視聴専用の広い部屋があれば用意のできた状態のまんまでいいんだろうが、部屋は狭いし生活を兼ねるのでプロジェクターを出しっぱなしにはできず、そのたび準備して調整している。

▷プロジェクター用のリモコンで画面をHDMIへ→fire stickのリモコンで操作。つまりリモコンを二つ使う。通信の接続・画面輝度・ピント合わせ・ボリュームはプロジェクター用のリモコンで、それ以外の動画の選択や再生等はfire stickのリモコンで操作する。

▷ファンがうるさいのでそのままでは聴けたものではない。強めに扇風機をかけてる時のようなブワーッという音がする。①耳栓の上からヘッドホンをつけてボリュームを上げるか②ヘッドホンまたはイヤホンの上からイヤーマフをつけてファンの音を軽減する。動画の音をきれいに聴くなら②がよい。一時は③耳栓、耳掛け式イヤホン、イヤーマフの三点をつけることでファンの音が聴こえなくなるようにしたが、耳栓のせいで音質の低下が避けられないのでやめた。

ヘッドホンの上からイヤーマフというのは屋上屋を架すの感があるが、

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これが意外と馬鹿にできない。より強い力でヘッドホンを挟みこむことによって外側からの音を遮断する効果がある。

試してみたいのは、ノイズキャンセリング機能のある音のよいワイヤレスイヤホンとイヤーマフの組み合わせなんだが、それだけのために1万円とか使うことに抵抗がある。

みなみにプロジェクター本体に有線のイヤホンまたはヘッドホンを差すことができるんだが、差し込むとサーッという強めのノイズがあるため有線はきびしい。


以上の▷部屋を暗くする▷電源オンと二つのリモコン操作▷画面の位置と角度調整▷イヤホンまたはヘッドホンと耳栓またはイヤーマフの着用、が3分で出来たという話。

好きなボカロ曲のMVを大画面で見るときの迫力ったらないよ。目も耳も最高。至福の時間。




9/5

とどいたワイヤレスイヤホン「EarFun air pro 3」を試してみた(結局買った)。

ノイズキャンセリング初体験。うーんすごいね。ほんとにノイズがなくなるんだよ。

①外音とりこみ②ノーマル③ノイキャン(さっそくノイズキャンセリングをノイキャンと気安く略してみた)の三つのモードがあるんだけど、明確にちがう。①雑音がある②少ない③ほとんどない、となる。偉いな。たいしたもんだ。ほんとにこんなのあるんだ。便利な世の中だねえ。

音質は……よくわからない。問題は感じない。


問題なくなっても、まだまだ視聴環境を良くしたい気持ちがある。もっと快適にもっと綺麗にもっと迫力のある視聴環境にできないものだろうか。なにも困ってないけどそう思う。

43インチのチューナーレステレビが気になってAmazonとかを見てた。24インチ持ってるけど。プロジェクターの72インチの環境が整っても、テレビの手軽さと映像美は捨てがたい。暗くしなくても見れるのも大きい。



プロジェクター騒音問題がノイキャンであっけなく解決した。そうなると次は、いらないものが出てくるんじゃないかという点が気になってくる。

耳栓500円やイヤーマフ2000円はどうするのか。すぐに捨てるのもしのびないので残しておく。



9/6


プロジェクターについて調べていた。自分がストレスに感じていたのはまず動作音があったんだが、それはノイキャンで解決したのだった。次に、角度の問題がある。

何度か書いているんだが、オレの使っているWimiusのP61という10999円の激安プロジェクターはいろいろ手動で調整するものになっている。映したい場所(スクリーン)の正面の、高さも角度も傾きも完全に合致した地点に置かないと画面が歪んだりはみ出したりする。フォーカスはリモコンで調整するんだが加減が難しい。それらがすごくストレスだ。ちゃんとしてない画面を見るのがこんなにストレスだとは、プロジェクターを使うまで知らなかった。ほんのちょっとでも傾きがあると気になってしょうがないし、ほんのちょっとの傾きを直すのは難しいんです。

すこし高い2万円台のプロジェクターだと自動補正の機能があると知った。いろいろ調べて、ついに買ってしまった。YABARのV9という商品。22000円。レビュー動画を見たらすごく良さそうだった。「そうそう、そういう機能が欲しいんだよ!」というのが備わっていた。メニュー画面の日本語がきちんとしているのもいい。P61は日本語に設定しても変な日本語になるのだった。fire stickでボリュームを調整できるのもメリット。



プロジェクターのレビュー動画を調べると「元気なおじい」さんばかり出てくる。話が長いから1.5倍速で見てるんだが、説明はわかりやすい。



9/7

プロジェクターのことばかり考えている。スクリーンの位置が気に入らなくなって動かそうとしたが、うまくいかず、元に戻した。

プロジェクター関連の動画をいろいろ見た。


昨日22000円のプロジェクターを注文したけど失敗したらどうしよう。22000円は安い買い物ではない。そういえば「短歌を詠んだら歌集を編もう」のワークショップの視聴コースと同じ金額だ。モチベーションを上げたくて受講したのだが、オレの様子は日記の通りです。

まあ2.2万円のプロジェクターで1.1万円のプロジェクターよりも悪くなることはないか。最悪のケースがあるとしたらどうだろう。「べつにあんまり変わらない、補正してもあんまり良くならない」となったら最悪かな。あるいは、最初は感動するがすぐ普通になるのはありそう。画質が良くなることより、機能面を重視している。特に設置のしやすさ。

なんでプロジェクターはこんなに面倒なんだろう、とずっと思ってたんだよ。その面倒の理由のいくらかは「安物を買ったから」だ。良いプロジェクターが欲しいというより、面倒から解放されたい。便利を感じたい。


プロジェクターP61と過ごす最後の夜になるかもしれないと意識してP61を使った。いくら調整しても、やっぱりちょっと画面が台形になる。一見大丈夫そうでも四隅のどこかが変な気がする。それを我慢しながら視聴する感じ。我慢するけど気になるから動画を見ながら合間にまた調整する、いまいちうまくいかない、我慢して見る、見てると気になる、動画の合間に調整する、その繰り返し。だいぶ上達はしたんだよ。

【3月】

【今朝】



体感で97%くらいまでは簡単に合わせられるようになった。そこからの3%が遠い。隅と隅が合わなかったりするから3%でも歪むとわかってしまう。100%に近くなっても、ちょっと本体に触るとズレちゃうし。


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プロジェクターの高さ調整のためにこういう箱を自作したのだ。ダンボール箱とダイソーの箱をくっつけた。高さが少しでもずれれば画面は台形になる。

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箱の上にはコップをくっつけてあり、コップのなかにプロジェクター用のリモコンとプロジェクター用のfire stickリモコンを入れている。常に紙が用意してあり、これを噛ませて微調整する。この箱自体がちょっと不安定だ。薄いダンボールに重いものを乗せているからな。


つまり、激安プロジェクターはほんとに面倒なんだよ。YABARのV9の補正機能は問題を解決できるのか、解決してオレは幸せになれるのか。補正機能は、ズレた場所からでも四角く映せる機能であり、しかもそれをオートでやってくれるみたいなんだよ。動かすたびに勝手に合わせてくれるの。それできたら拍手ですよ。もしかしたら自作の箱がいらなくなるかもしれない。



9/8


とどきました。二台目のプロジェクター、YABARのV9。22000円。一台目のWiMiusのP61をどれくらい超えてくるのか。超えるのは当然として、超えた飛距離を見たい。


【画像】

専用のリュックに入っていた。プロジェクターを持ち歩く気がないので別売にしてほしかった。リュックサックを背負う習慣がなく、リュックサックに対して遠足のイメージがある。これを背負うことはないと思う。やわらかい入れ物としてなら使う可能性がある。


開封がたのしい。ワクワクする。開封があるから買い物をやめられない。



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V9を設置した。やり方は知っている。一台目と基本は同じだし、使い方の動画を二度も見たので。

なんといってもセッティングのしやすさが気になるところだ。一台目はなかなか大変だった。空き箱を積み上げたり、専用の箱を自作したくらいで、とにかくそのままではまともに使えなかった。

V9も、べつに楽チンではなかった。ただ、苦にはならなかった。台形補正やオートフォーカスやズームの機能がたのしいから。これまですべて自分でやっていたことのいくらかがボタン操作で出来るようになって、率直な感想としては「手伝ってもらえてうれしい」だ。

水平は自分でなんとかしなきゃいけない。水平にして、映写される光の右端をスクリーンの右端に合わせれば、あとはボタン操作で台形補正とズームとオートフォーカスでなんとかなる。

自動補正だが、結局は手動にしてしまった。手動のほうが高い精度で設定できる。

設定できたら、次からは設定しなくてよい。これまでは使うたびに出したり部屋の隅に片付けていたが、ズーム機能のおかげで部屋の隅からでも映せるようになった。片付けた状態のまま使える。
なので、映写する位置や角度はもう設定しなくてよい。なにかの拍子に動かしちゃったらまた設定しなきゃいけないけど。

昨日の日記に写真を載せた、コップのついた珍妙な箱は完全に要らなくなった。さよなら、自作した変な箱。

これまではプロジェクターの準備に少なくとも3分かかっていたが、これからはプロジェクターの電源スイッチを押して、イヤホンをケースから取り出して耳に入れるだけで済む。プロジェクターが立ち上がるまでに15秒くらいかかる。


【画像】

P61


V9


映り具合は、画像を見るとよくわかるが、改善されている。空の青さがあきらかに違うでしょう。


これは部屋の電気をつけている状態。部屋を真っ暗にしなくてもこれくらい映る。テレビの代わりに使えてしまう。部屋を暗くするのも一つの手間だったんだが、必須ではなくなった。暗いほうが当然よく見えるが、暗くなくてもそれなりに見れる。暗いときの映像を100だと仮定したら、明るくすると40くらいしか映らなかった映像が、70くらいまで映るようになった感じ。


あと、これまではプロジェクター用とfire stickの二つのリモコンを使っていたが、fire stickのリモコン一つで操作が完結するようになった。プロジェクターのリモコンを使うのは、明るさとフォーカスを調整したい時だけ。


残念なのは、ファンの音が一台目と同じか、ややうるさいこと。ノイキャンがあってよかった。うんと静かになって「なんのためにノイズキャンセリングイヤホンを買ったんだ~」という展開になるのも予想できたが、まさかのうるささ。ノイキャンがなければつらかった。「元気なおじい」さんのレビューでは、耳を近づけなければファンの音がわからないみたいに言ってたが、とんでもない。2メートル先まで普通にうるさいよ。「元気なおじい」さんは機種による映像の違いには敏感だが、音に関してはそこまでではない気がする。一方で「ぼくの映画館」さんという人は音響のことを多く発信していて対照的。「ぼくの映画館」さんはS26という機種を薦めていて、そっちは静音らしくて気になったんだが、Amazonレビューにマイナスな内容が多くて見送ったのだった。


ファンの音だけはまったく改善がなくて残念だが、それ以外はかなり良くなった。1.1万円と2.2万円のプロジェクターの差はこれくらいでした。

この話はブログか無料noteに書いてもいいな。プロジェクター関連の記述をまとめて、プロジェクター奮闘記みたいな。「奮闘記」は名前がダサいな。「10999円のプロジェクターを買ってからの紆余曲折」とかでどうでしょう。


9/9

どうもプロジェクターの画面が小さい。スクリーンの上部に何も映っていない。よく見てください。


【画像】

縦横の比率がおかしいのか? 16:9のスクリーンに16:9の映像を映しているはずなのにスクリーンに対して横長の映像になってしまっている。「アスペクト比」の調整が必要なのか? と思って検索したがわからない。


プロジェクターの説明書に何か書いてあるかと読み直したら、四点台形補正についての説明で発見があった。オレは四点の台形補正のうち一点しか使ってなかったことがわかった。左上だけサポートしてもらえるから残りは自力で調整するんだと思っていた。

他のメーカーの製品の動画だが、補正の方法はこれと同じ。このように四点とも補正できる。

「水平だけは自力でなんとかしなきゃいけない」と書いたんだけど、それは間違っていた。水平じゃなくても、置いてから補正しちゃえばいいんだ。少しくらい傾いた置き方をしてもボタン操作でなんとかできてしまう。すごいぞ四点台形補正。


それを利用してスクリーンの余白を無くすことができた。

補正前
補正後


変な余白がなくなり、スクリーンと画面の大きさが一致した。解決した。今度こそ問題がなくなった。


仕事中に「帰れば大画面がオレを待っててくれている」と思ったら、気力が湧いた。




おわり

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