2019年7月の記事一覧
枯れ枝と財布【短歌10首】 ~『未来』2019年7月号
枯れ枝と財布 工藤吉生
におい付きの風がでてきて春になる虫も変態たちも目覚めて
微笑んで穴掘る人はいないのだ「のだ」なんて言うから土になる
オレ、飛沫、わりと見るかも だいたいは透明なのが多かったかな
ピンクの雲いいなさわってみたいなあ財布にいくら入ってたかな
魔王と言い枯れ枝と言う子と父で馬の手綱を握るのは父
筆くわえアシカが新元号を書くみたいな・でかい白紙みたいな
体液を拭
枯れ枝と財布 工藤吉生
におい付きの風がでてきて春になる虫も変態たちも目覚めて
微笑んで穴掘る人はいないのだ「のだ」なんて言うから土になる
オレ、飛沫、わりと見るかも だいたいは透明なのが多かったかな
ピンクの雲いいなさわってみたいなあ財布にいくら入ってたかな
魔王と言い枯れ枝と言う子と父で馬の手綱を握るのは父
筆くわえアシカが新元号を書くみたいな・でかい白紙みたいな
体液を拭