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エシカルコスメの分野におけるヴィーガンコスメ

ヨーロッパや北米では、美容の世界でも動物倫理に考慮する動きが一般的になりつつありますが、まだ欧米ほどの認識が広まってはいない日本においても、その動物倫理に配慮した国内ブランドが誕生しています。それが、野田さとみさんが代表を務められるヴィーガンコスメブランド「ラヴィステラ(LA VIE STELLA)」です。

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化粧品というと、「見た目を美しくするもの」というイメージがあります。スキンケアで肌をいたわったり、化粧をしたりすることで、見た目だけでなく気持ちが上向くことも多々あります。「メイクアップセラピー」として福祉の現場でも化粧が応用されているほどです。

「見た目を美しくする効果により、人々の心にもポジティブな影響を与えるほど大きな力を持つ化粧品だですが、化粧品を作る過程で、環境を破壊したり、動物たちに美容成分の安全性テストを代用させて苦痛を強いたりすることはあってはならないこと。」と野田さんは仰います。

「人だけでなく、動物や自然環境にとっても良い商品を世の中に提供したい」「人々の心に自然や動物を愛する心を届けたい」という想いを持つ野田さんは、これからも挑戦を続けていくそうです。今後の展望については、「人と動物の深いつながりを感じられ、健康や美にもっとホリスティックにアプローチしていく商品をこれからも生み出していきたい」とも話されています。

日本の現状では、ヴィーガン・クルエルティフリーのコスメを日常的に使用するのは容易ではないことです。国内ブランドに絞って選ぼうとすれば、さらに選択肢は狭くなります。今後、消費者の意識が変わることでもっと普及していくと同時に、小さいブランドでも取得しやすい国内または国際的な各種認定など、第三機関の働きかけの必要性も問われるはずです。エシカルコスメの分野において日本はまだまだ大きい伸びしろがあると思われます。



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