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97話 初対面で大失敗

マッチングサイトで出会ったKさん。
私が海外旅行でメッセージを1週間ほどメッセージを無視しちゃった形になり、お怒りだったKさんとは「もうこれまでか!」と思ったら、会えることになった。

会うことになった場所は、スペイン料理レストラン。
私がビールとワインが好きと書いたのを覚えていて、ワインが飲める店を選んでくれたらしい。

お店で直接待ち合わせ。
Kさんは先についているとのメッセージがあり、ドキドキしながらお店に入ると、いました!
優しそうな雰囲気のスーツ姿の男性が。

まずは、Kさんからのメッセージを無視したような形になったことをお詫び。
そこから、仕事のこと、好きなお酒や休日の過ごし方など、いろいろな話をしました。
話した印象は、穏やかでいい人そう。女性慣れはしてない感じで、私と話してて緊張気味。

楽しいとお酒って進むじゃないですが、私は思ったより酒を飲み過ぎたのかもしれない。
スパークリングワインがおいしくて、調子にのったのかもしれない。

今でも、自分がそれほど酔っていたとは思ってない。
でも酔ってたのかな。

トイレに立った私は、その帰り途中に、段差で足を滑らせ、思いっきりコケた!
ひねったらしく、めちゃくちゃ足が痛い。
オシャレして、普段履かないパンプスを履いてきたのがいけなかったのか?

しばらく立てずにいると、Kさんがやってきて、

「スゴイ音がしたけど、大丈夫ですか?」

と手を差し出して、立つのを手伝ってくれた。

「痛いけど、大丈夫だと思います。
それより恥ずかしい」

めちゃくちゃ痛いけど、そのうち痛みは引くだろうよ。
そんなことよりも、初対面でレストランで思いっきり転んだのが恥ずかしいよー。

とりあえず、席に戻って、食事を再開したけど、痛みは全然引かない。本当に痛い。

痛さを我慢しつつ、食事も全部出たので、帰ることになりました。
レストランから外に出る間も足が痛くて、歩くのが大変。
これじゃ電車に乗って帰れない。

「タクシー呼びましょうか?」
とのKさんの気遣いに甘えて、タクシーを捕まえてもらいました。

そして、私だけタクシーに乗ってサヨウナラ。
Kさん、弱っているのにつけこんで、一緒に家までくるとかそいう人ではなかった。そこはホッとした。

ただ、Kさんに気に入ってもらえたかどうかがわからない。
私は、Kさんから声がかかれば、また会いたいけれど。

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