24話 やっぱり正しかった婚活アドバイス

婚活サイトで知り合った自称「錦織圭」似の声がいい男ケイさんと会うことにした私。

相手の会社の最寄りの駅で待ち合わせをしました。
ケイさんは車で来るとのこと。

私は、ケイさんの顔を見たことが
なかったんですが、電話では、
「テニスの錦織圭に似てるって言われる」
と聞いてました。

電話で話した感じでは、
ちょっと苦手なタイプだけど、
錦織圭似だったら会うのちょっと楽しみ

と思って待っていたら来ました～！

平日の夕方だったので、
仕事帰りでスーツ姿かと思ったら、
ジーパン・Tシャツのラフな格好で現れたケイさん。

う～ん、錦織圭って言えばいえなくも・・・
そこには触れないでおこう。

さて、ご飯を食べに行くことに。
待ち合わせした場所の周りは、
飲食店が少ないけど、ちょっと移動すれば繁華街。

そこでご飯かなぁと思ったら、
近くにある中華ファミリーレストランを指して、
「ここでいいよね」って・・・

え！ここ？
中華は好きですよ！
ラーメンとか餃子とか好きですよ！

でも、婚活サイトで知り合った二人が初めて会って話す場所としては・・・
落ち着かなくないですか？

ま、いっか、ざっくばらんに話をしましょう。
と中華ファミレスに入りました。

ラーメン定食などを食べながら話をするが、
やっぱり自慢話が多いケイさん。
私よりちょっと年下なのだが、私のこと、完全に下に見てる。

だがしかし、やっぱり私には
キミの何がそんなにすごいのかサッパリわかりません！！

教えてくれると言っていたパソコンの話も、
「えっ！そのくらい私でも知ってますけど～！！」
くらいの話で、チャチャと切り上げて、
自分の話するから知りたいこと聞けなかった

中華ファミレスは、料理でるのが早く、
サッサとご飯は来てしまい、サッサと食べ終わる。

ということで、
店を出てお茶でも飲みながら
話しましょうということになりました。

って言ったら、カフェへ行くと思うじゃない。

ケイさんは、
何の迷いもなくコンビニへ向かい、
「飲み物何がほしい？」って飲み物を買ってきた！

そして、駅前の駐車場へ移動。
車で缶ジュース飲みながら話かよ！！

自分のことエリートとか言いながら、
こういうところは全然スマートじゃなくて、エリートっぽくないのね。

ごちそうしてもらってなんだけど、
食事とかそういう面では、見栄を張らないんですね。
チョコさんもケチだったけど、最初のころは気前良かったよ(笑)

どうも「見栄も張る必要のない程度の女」って扱いされている感じがしてならない。

コイツとはもうないなと思いつつ、
帰るタイミングを見計らいながら話していると、
ケイさんが方向に話をもってくる。

これまでの経験人数は？みたいな話ね。
オマエとそんな話したくないわ！
と思い適当にはなしていると・・

私の手を触ってきた！
えっ！キモイんですけど！

さらに触ってこようとするので、
「おーっと！」と触られている手を車の天井に向かってあげてみた！

「あ～、そうか～」

「うん、そうだね～」

食事・お茶代、ケチってるくせにやることやろうとすんじゃね～！！
こっちがやりたくなるような男でもないくせに！！

その後はあっさりと、

「じゃ、帰ろうか」

「そうですね～」

と駅まで送ってもらい車を降りました。
そして、ケイさんとは2度と連絡を取り合うこともありませんでした。

「初めて会うときに、会いに来てくれない人はやめろ」
っていう、アドバイスは正しかったなぁ。