20話 付き合ってまだ3ヶ月、これからって思ってたのに・・・

婚活サイトで出会い付き合った彼・チョコさん。
1か月ぶりに、しかも
バレンタインデーデートなのに、
私のちょっとした愚痴から、
いや～なムードになったチョコさんと私。

チョコさんの家へ到着して、
バレンタインデーチョコを渡しても盛り上がらないまま。

いつもは、一緒に入っていたお風呂も
別々に入って就寝。

翌朝は、少し気持ちが落ち着いて、
やっと和やかな雰囲気になり始めたのですが・・・

朝食後、食器を流しにおいた私に、

「ねぇ、食器に水はってよ！落ちにくくなるでしょ」

「あ、ごめ～ん」

「そういうところが嫌い」

嫌いって言われた～！

すぐ、食洗器に入れるからいいと思ったんだよ～。
世間知らずでごめんよ～。

朝から、またチョコさんのご機嫌はななめに。

チョコさんに嫌われたくない私は、
チョコさんの顔色をうかがって、どうすればいいか考える。

私の気が利かないから怒られるのかな？
と思い、何かをしようとしても、「やらなくていい」と言われる。

どうすればいいんだよ～。

どうにもならない、いや～なムード。
耐えきれずに、いつもより早く帰ることに。

ここで、気を利かせたつもりで、
自分の使った布団のシーツを洗ったら、また怒られた

「洗濯の順番があるんだから、勝手に洗わないでよ
それに、洗剤なに使ったの？」

「え、あるやつ」
（ほかの洗濯物とシーツは洗剤かえてるの？
そこには一つしかなかったですけど・・・）

洗濯ものを干せば、

「この干し方じゃ乾きにくいでしょ！
こうしないとエアコンの風が通りにくいでしょ！
（部屋干ししてます）
もっと頭使いなよ！」

「・・・・」

せっかく、良かれと思ってやったのに、
こんなに怒られるなんて・・・
何にもできなくてすみませんね～！

帰る直前まで、怒られる。

駅まで車で送ってくれたのですが
その車中も、「もっと考えろ！」と説教をくらう。

泣くとまた怒られるので、
涙目でぐっと我慢しながら話を聞く。
楽しいデートのはずが、なぜこんなことに・・・

今思うと、なんでこんな思いをしてまで付き合っているのだ！
って思うんだけど、その時には、
この人を逃したら次がない！
って思ってたんだよね～。

そして、自分の家にたどり着き、
一息ついているとチョコさんからメールが。

「価値観が合わなすぎる。
もう続けるのは無理です。終わりにしましょう。」

が～ん！
振られた～！
まだ3ヶ月、これからって思ってたのに・・・

「悪いところは直します」

とメールしたけれど、

「それは、無理でしょ。
価値観が合わないんだよ」

って、もう修復不能らしい。

私は、いつまでも相手を追いかけても無駄というか、
そういうのはかっこ悪いみたいな考え方があって、これ以上、チョコさんを引き留めるのはやめました。

「わかりました。
今まで楽しかったです。本当にありがとう」

とメールをして、終わりにしました。

16年ぶりにできた彼氏、3ヶ月で破局しました！！

なんか、すっごくあっさり終わった。
彼氏できるのも早かったけど、終わるのも早かったな～。

でも、全然未練があるから、
電話とかメールとかしないように、
すぐチョコさんの電話番号とメールアドレスを消した。

そんなこんなで、
あっさりチョコさんとの仲は終わり、婚活を再開することになったのでした。