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欲しいのは尊重されること。

「セクシー田中さん」作中でも取り上げられていた
「マダム イン ニューヨーク」
(原題:English Vinglish)

ネタバレあり

夫と娘、息子の子ども2人を愛し愛される普通の主婦が主人公。
彼女は実店舗はないものの、手作りのお菓子を販売して大好評を得られるほどの料理上手。
基本的に円満な家庭ではあるものの、主人公はただ英語が話せないということで、ヒンディー語とバイリンガルな夫と娘から揶揄されたり、娘の担任との会話がスムーズにいかないなどの不便な面があった。

そんな暮らしが続く中、生活が一変する。アメリカに住む姪の結婚式の準備のため主人公は単身でニューヨーク在住の姉宅で過ごすこととなった。
滞在期間中、身内には内緒で英会話教室に通いだす。
(後に姪の1人にはバレてしまう)
さまざまな国籍と事情を持つクラスメイトと愉快な先生に囲まれ、夫や娘のように発音をディスられることもなく充実感に満ちはじめていた。

そんな彼女に熱い視線を向けるフランス人のクラスメイトがいて、授業中に教室にいる仲間が皆その気持ちに気づいてしまうような言葉を漏らす。
なんだかんだありながらも家庭が大事な主人公も彼に気持ちには応えられないと伝える。
そのワンシーンのなかにタイトルの言葉がある。

恋は要らないの、欲しいのは尊重されること。

前置きが長くなった。
英語の学習に役立つとか、努力したら必ず実る!といつメッセージ性とかとは異なる。
恋愛に限らず人に尊重されることの
少なくとも軽視蔑視されずに居られることの
些細なようで貴重なことの大事さが伝わるストーリー

私は人を尊重しているだろうか。
尊重していないとしても、言動の中でそれが露骨に現れていたりしないだろうか。
そして尊重されているだろうか?
何をもって尊重されているというのだろうか

たまに思い出しては日々振り返る。

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