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埋もれる心地よさは埒外の人間に効く5

そして埒外じゃなくても効く。

頻度はまちまちながら、銭湯に通うことが生活習慣の一部になっている。

きっかけは足の冷え

数年前の冬真夜中に催し感もなく、冷えの自覚で夜中に目が覚める日々が続いたことがあった。
暖房や飲み物以外の方法でしっかりあったまりたいと向かったのが当時最寄の一つだった入浴施設、土橋温泉だった。

こうかはばつぐんだった。


入浴中だけでなく、湯上がり、帰り道、就寝時間帯まで体の中に熱の芯のようなものが残り、ぐっすりと眠れた。
ワンルームマンションのバストイレいっしょのバスタブではシャワー派ではなく、お湯を張って使用していたが、それではまず得られない満足度だった。

まず物理的に広い。
自宅では肩や膝がどうしても水面から露出するが、
銭湯なら首まで浸かることができる。
そういった物理的な、ハード面的な埋もれる要素は言うまでもない。

心理的、ソフト面的にも埋もれる。

まさにその地域に住んでいるような感覚に陥ることさえある。飾らずに居られることが許される場所でもあるからだろうか。
裸で過ごすという意味あいだけではなく、温泉やスーパー銭湯よりコンパクトで肩の力を存分に抜ける。ざっくり例えるなら温泉やスーパーサウナは古民家カフェ。銭湯は古民家くらい。
想像してみて欲しい。溜め息を漏らす面構えが違うはずだ。
アットホーム感、ハードルの低さ、寛容さ、ありがたいコスパの高さ。

はぁーっ(ため息)

銭湯イキタイ

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