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「ショウガイシャ」

(ここはこういう表現が良いとか、感想とかあったらください。)

「ショウガイシャ」
自分はこの言葉が嫌いだ。この言葉には、(我々正常者に対しての)障害者というニュアンスが含まれている感があるからだ。障害をもつ人を「障害者」という側面でしか見ていないなら、それはきわめて残念である。

 
自閉症、アルツハイマー病、統合失調症、様々な障害のレッテルが付加されただけでその人のあらゆる行動がその障害のせいになる感がある。例えば「彼は自閉症だから、部屋をすぐ散らかす。」「彼は解離性健忘だから、もの忘れが激しい。」などと。しかしながら「部屋をすぐ散らかす。」「もの忘れが激しい。」などは我々にも頻繁におこることではないか。我々が「部屋をすぐ散らかす。」「物忘れが激しい。」場合、その理由を考え、改善策を練るはずだ。一方で、ある障害のレッテルが貼られると、(障害)だから「部屋をすぐ散らかす。」「物忘れが激しい。」それだけで思考停止する。なぜそんな行動を起こすのか?そんなことには目が向かないのだ。言葉のレッテルが貼られることで隠蔽される。

 
もちろん医学的に、この人はこの障害を持っている、とカテゴリ化した方が良い場合もあるのも事実であろうが、ただ日常的に障害を持つ方と接するなかで「その障害だから」というバイアスは捨ててもいい気がする。障害者は障害(をもつ正常)者だと捉えられるくらいには多角的な見方ができるようにはなりたい。

 

 

 
変なレッテルを貼られってる自分を想像してみな、ぜったい疲れってるから。(おカタい話になったから最後に😘和しました)

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