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ソフトウェアテストと品質

たまには本業のマジメな話もしようと思う。
どれだけ技術が進歩しても、まだ暫くは試行錯誤が続くんじゃないかなと思うテーマ。ソフトウェアテストと品質。

テストをすることで、直接的に品質が上がるわけではない。
だって、品質を形作っているのはソースコードだから、バグがあったときに直すのはソースコードでしょ?
じゃ、テストしなくていいのか?というと、そうではない。
テストすることで「このソースコードの、この部分は大丈夫だ」ということが分かるし、逆に「この部分にバグがある」ということも分かる。
ただ、残念ながら、テストをし尽くしたとしても「バグがない」ことを証明することはほぼ不可能だと言われている。悪魔の証明だと。
証明できるのは、ある条件下で正しく動いた事実まで。
だから「品質を保証する」というのは本当に難しい。
いつもジレンマ。

テストという仕事は、理解すること説明すること作業すること、この3つでできていると思う。
それぞれの個別具体的な内容や割合は、その時々の状況や役割によって変わるけど、わたしはこの3つを交互に繰り返している。

対象をよく見て、目的を把握して、いろいろな条件を考え合わせて、より深く詳細に理解する。
そして理解したこと、考えたこと、計画していることなどを1つ1つ丁寧に言語化して説明する。
ここまでできたら、あとは実行あるのみ。
なので、理解することと説明することがとても重要。

これらをやり尽くしても、保証できるかと言われると躊躇する。
最後は覚悟するしかないのかも?

成果物に対する説明責任と保証。
こういう仕事も、いつか機械がやってくれるようになるのかしら?
でもまぁ、それまでは、まだ暫くこの3つをグルグルしながら深め、研鑽しようと思う。




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