麻雀においてのウマとオカについて
みなさん、こんにちは、こんばんは!
日本プロ麻雀協会の渡辺貴宏です!
今日も同期からのリクエスト、麻雀のウマとオカについて書こうと思います。
前に麻雀店に行って麻雀をしてみたい方へ③でルール説明のとこにちょっとだけオカについて書きましたが、詳細は何にも書いてないので、今日はこの2つについて書きます。
ウマとオカを書くにあたって、競技ルールでポイント(p)についても説明するので頑張ってついてきてください!
競技麻雀で使われるポイントとは
Xとかよく見られてる方は麻雀プロのポストとかで0.1p足らなかった!とか、+150.4pでした!とか見かけませんか?
あれって、麻雀を打って、稼いだ点棒とウマとオカを合算したポイントなんです。
フリー麻雀とかだと馴染みのないものですが、1pは1000点です。
つまり+150.4pっていうのは点棒換算で150,400点ってことですね!
大体リーグ戦とかだと1節に4半荘打って、その合計ポイントを書いたりしてる方が結構いますね。
4半荘で+150,400点って稼ぎすぎじゃね??
はい、素点でここまで稼いでたら強すぎです(笑)
平均67,600点のトップを4回でここまでいきます・・・が!
+150.4pというのはウマとオカが入っています。
ウマとオカは下記で説明するので、ポイントというのを覚えておいてください。1000点で1pね!
ウマについて
ウマって何のことを指してるかわかりますか?お馬さんじゃないです。
順位ウマとか呼ばれるものですが、これは着順に応じて付与されるボーナスポイントみたいなものです。
5-10とか10-30とか聞いたことないでしょうか?
点数申告のゴットーとは違うので混在しないように気を付けてくださいね。
このウマは順位点のことで、ウマを10-30でやった場合は、トップ者に+30p、2着に+10p、3着に-10p、4着に-30pということになります。
競技麻雀だと10-30か5-15が多いですね。
5-10は競技麻雀ではないんじゃないかな?少なくても私は知らないです(笑)
まあ、なんでかっていうと、10-30でやった場合って、1着順ごとに20p差が付くんです。なんですけど、5-10でやってしまうと、トップと2着、3着と4着は5pの差なんですけど、2着と3着が10pついてしまうんです。
どういうことかというと、例えば、オーラスに親番じゃない3着と4着が500点差で競ってる状況で、4着の人が1000点アガるとするじゃないですか。
そうするとこの1000点の1pと3着に着順が上がったということで-10pが-5pになって5p得するわけです。なので、この1000点のアガリは6000点の価値があるわけです。
しかし、同じような状況で今度はオーラスに親番じゃない2着と3着が500点差で競ってる状況で、3着の人が1000点アガると-5pの順位点が+5pになって、1000点のアガリが11000点の価値があるわけです。
連対率に重きを置いてるルールになりますね。
※連対:公営競技で連勝式の対象の略。麻雀ではトップと2着のことを指します。連対率を連帯率ってたまに書く人いるけど、連対率が正しいですからね!公営競技(競馬とか競艇とか)やる人は2連単とか3連複とか聞いたことあると思いますけど、あれの連勝式の対象の略なので連対です!覚えてください!
ちょっと話が逸れちゃいましたけど、あとちょっと特殊なウマで沈みウマっていうものがあります。
日本プロ麻雀連盟さんが採用しているウマですね。
麻雀には配給原点があります。
※配給原点:25000点持ちスタートなら25000点、30000点持ちスタートなら30000点が配給原点です。
沈みウマはこの配給原点を下回るとウマがマイナスになる仕組みです。
日本プロ麻雀連盟さんのルールでいくと、12pを割り振ります。
Aさん:40000点
Bさん:30000点
Cさん:27000点
Dさん:23000点
で終局したとします。
配給原点(30000点)を割っていない(30000点ちょうどはOK)のはAさんとBさんなので、Aさんに順位ウマ+8p、Bさんに+4p、そして配給原点を割っているCさんは-4p、Dさんは-8pになります。
Aさん:45000点
Bさん:27000点
Cさん:25000点
Dさん:23000点
となると配給原点を割っていないのはAさんだけなので、Aさんが+12p、Bさんが-1p、Cさんが-3p、Dさんが-8pとなります。
Aさん:40000点
Bさん:35000点
Cさん:30000点
Dさん:15000点
となると配給原点を割っていないのは3人いるので、Aさんが+8p、Bさんが+3p、Cさんが+1p、Dさんが-12pになります。一人へこみってやつですね。
とまあ、ウマについてはこんな感じです。
連盟さんのプロテスト受けるって方がいたら、頑張って覚えましょう!
オカについて
さて、ウマの説明が終わったので、続いてオカについて説明します。
結構麻雀打ってる人でもオカって知らない人いるんです。
順位ウマは着順に応じてもらえるっていうのはわかりやすいんですけど、オカのポイントってどっからでてきたの??って私も昔はよくわかってませんでした。
オカというのは配給原点と精算時の0pになる持ち点の差の精算です。
配給原点25000点持ちスタートの時、30000点返しといわれた場合、この差の5000点(5p)が全部トップに入ります。
例えるなら、25000点を借りました。返す時は30000点で返してください。浮いた分が儲けです。5000点は借り入れの利息です。
1半荘あたり20%の利息ですね!暴利すぎてびっくり!!トップの人にはみんなからぼったk・・・預かった利息分を全部渡します。
つまり、25000点持ち30000点返しということは5000点×4人の20000点がトップに入ってきます。20p分ですね。
これをオカといいます。
ちなみに私が所属している日本プロ麻雀協会はウマとオカは順位点としてまとめて計算します。
素点(30000点からの浮き沈み)と順位点(トップ+50p、2着+10p、3着-10p、4着-30p)でその半荘のポイントが決まります。
Aさん:35400点
Bさん:28600点
Cさん:22200点
Dさん:13800点
とするとポイントは30000点返しなので
Aさん:+5.4p (+50p) +55.4p
Bさん:-1.4p (+10p) +8.6p
Cさん:-7.8p (-10p) -17.8p
Dさん:-16.2p (-30p) -46.2p
というふうになります。ちなみにこれの計算はプロ試験に出ます。
条件問題として出てくるのでポイント換算の仕方はプロ試験を受ける方は覚えるの必須です(笑)
どういう問題が出るかというと、日本プロ麻雀協会のホームページに過去問が載ってるのでそれを見てみてください。
ちなみに私が受けたのは22期後期のプロテストでした。
ちょっと諸事情につき入会期は23期前期なんですけど、まあ、それは置いといて。
今は22期の後期まで見れるようになってます。
私がどんなテスト受けたか興味ある人は見てみてください(笑)
まとめ
今日はウマとオカについて説明しました。
要点だけまとめてしまうと、ウマは順位に応じてもらえるポイントのこと。オカはトップだけがもらえる全員から預かっているポイントのこと。
ということです。
一言でまとめるとめちゃくちゃ薄い内容だな・・・
ちょっとわかりづらいとこあったかもしれませんけど、麻雀を打って成績をつけたりするときは必ず付きまとってくるので、成績管理する人はポイントを覚えておくといいですね!
noteを書いてみて(あとがき)
最後の方にちょっとだけ素点や順位点についても書いたんですけど、競技麻雀やらない人はそんなに覚えなくても大丈夫です。
逆にプロ試験受けたい!プロになりたい!って人は必須です。
私はフリー育ちなので、この計算はめちゃくちゃ苦手でした。
プロ試験でもこの部分ボロボロだったんじゃないかな・・・
ちなみに日本プロ麻雀協会ではプロ試験対策講座というものをやっています。
プロ試験受けたときは対策講座あったの知らなくてぶっつけ本番だったんですけど・・・受けてればもっと成績よかったんじゃなかろうか・・・
私はリアルの麻雀を普及したいと思って活動しているので、講師や講師の補助もやりたいなとは思っているので、もしかしたらnoteを読んでくれている方でプロ試験受けたらお会いする方いるかもしれません・・・ね?
あ、ちなみに私が書いているnoteなのですけど、これは基本はフリー麻雀について書いています。たまに脱線して競技麻雀のことも書いてますけど、基本はフリー麻雀です!
なので、所作やマナーがフリーと競技で全然違う部分があります!
これホントに注意してください!
フリーでOKだったのに競技はダメ!ってものが多々あります。
フリーの癖が抜けなくて試験の時、結構苦労しました。
なんせ、フリーで17年以上やってたわけですから・・・
年間3000半荘としても51000半荘。。。そりゃあ癖もつくわけです(笑)
え?!これダメなの?!っていうのがちょこちょこあるので、プロ試験受けようと思ってる方はホントに対策講座勧めます!
私みたいに独学で頑張るって方は過去問をやりこむのと、公式ルールは丸暗記、あと漢字で書けるようにね。
ここまで、読んでくださった方、本当にありがどうございました。
ではまた次回お会いしましょう!!
プロ試験について書こうかちょっと悩み中(笑)
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