カバーカーライフ Mj7月号 より

東温市・会社員
Hada Shogoさん（31）
H14年式 TOYOTA ランドクルーザー70
［ 所有歴：2年半 ］

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「うるさいし乗り心地も良いわけじゃない
　でも楽しい。そこに尽きるんです」

以前はオーストラリアで消防司令車として活躍

　眩しいまでに鮮やかな赤色のトヨタ・ランドクルーザー70。Hada Shogoさん（31）のド派手なボディカラーのこの相棒、実はオーストラリア生まれの“帰国子女”なのだという。
　もともとこのランクル70、オーストラリアで消防司令車として活躍していたクルマで、現在のボディカラーはその名残り。“働くクルマ”として役目を終え、日本に輸入してきたモノをHadaさんが手に入れた形なのだ。
　ランクル70は近年再販されるなど国内でも依然人気の高いモデルで希少性も高いが、Hadaさんのランクルは単なる逆輸入車ではなく、ロングボディの3ドアモデルという国内未販売モデルでランクルマニア垂涎のモデル。しかも、コンディションも申し分ない。
「消防関係のクルマで国が保管していたせいか、状態がかなり良く、手入れもしっかりされていたんです。ランクルマニアの人に聞けば、海外で使うランクルって道具として使われているからボディは凹もうが傷がいこうがけっこうぐちゃぐちゃな感じになるみたいなので、こんなにキレイな状態で日本に帰ってくるのは珍しいらしいです」
　Hadaさんは以前、200系ランクルを所有し、何不自由のないカーライフを過ごしていたようだが、約2年半前に豪華装備の高級ランクルから最低限のシンプルな装備のランクル70へ乗り換えを決意した。
「操作してる楽しさ、運転をする楽しさは間違いなくこのクルマ（ランクル70）の方が上。新しいクルマにはない良さがある。うるさいし、乗り心地も良いわけじゃない。でも楽しい。そこに尽きるんです」
　クルマを買い替え、最もエンジョイしているのは車中泊仕様にして旅をしながらドライブを楽しむこと。「このクルマを買ってからホテルにあまり泊まらないようになりました」とすっかりその魅力に取りつかれている。しかもHadaさん、このクルマで車中泊をしながら新婚旅行をしたというのだ。
「北海道へ行こうってことになって、僕は嫁さんに飛行機で行って現地でレンタカーを借りようかって言ったら『これで行ったら良いんじゃない？』って（笑）」
　自由気ままな車中泊新婚旅行は19日間、約5,500㎞のロングジャーニー。愛する“伴侶”と頼もしい“相棒”との旅は何事にも代えがたい思い出になったはずだ。

約1年前にはS55年式ランドクルーザー40も購入。コンディションも申し分なく、「この手のクルマはなかなか出てこないので。ここで買わなかったら後悔する」と勢いで買ったのだとか。

オリジナルのボディカラーはホワイトのようだが、 オーストラリアで現地の消防車カラーに。日本国内では未発売の3ドアロングボディという希少性もあり、ランクルマニアからの注目度も高い。自分でさまざまなカスタムを施し、存分に楽しんでいる。

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