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カバーカーライフ Mj8月号 より

高知市
田村 百花さん
H8年式 日産 ラシーン
[ 所有歴:2年8ヵ月 ]

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「ちょっとレトロでクラシックな感じ。しかもカッコ良さもある」

今も人気の日産パイクカー、ラシーンをさらに自分色へ

 バブル景気真っ只中だった80年代後半は国産車も実験的な意味合いでリリースされた個性的なクルマが多かった。そんな中でも異彩を放つジャンルとして一部で高い人気を博していたのが『パイクカー』。とりわけレトロなモチーフを与えられたスタイリングの「Be-1」を筆頭にデビューした日産のパイクカーシリーズはその象徴的存在。それらのモデルは約30年が経過した今もなお中古車としてカルト的な人気がある。
 その日産パイクカーシリーズの流れを汲んで94年にデビューした「ラシーン」が今月のカバーカーだ。オーナーの百花さんは自身のマイカーとほぼ同年代の生まれ。レトロテイストだが、いつまで経っても色褪せないアンチエイジング的な魅力に百花さんはゾッコンのようだ。
「SNSで初めてラシーンを見て『かわいい』って思って。めっちゃ一目惚れでした。本当はランクルとかジープとかに乗りたいなと思っていたんですけど、けっこう乗っている人も多くて。そんな時にラシーンを見つけて。こっちがいいなと思いました。ちょっとレトロでクラシックな感じもあるし、カッコ良さもある」
 購入したのは約3年前。ノーマルの状態でも個性的なエクステリアデザインだが、百花さんはそこからさらに自分色に染めていった。
「もともとはペールグリーンみたいな薄い黄緑だったんですけど、私の好みに変えていきました!カーキ系が良くて、クルマ屋さんにもカーキ色にしたいですって言ったら、それだけで何十色もあったんです。濃いカーキにするか、めちゃくちゃ悩んだんですけど、この色に決めました。コレなら誰とも被らないかなと思って」
 派手すぎず、地味すぎない、なんとも絶妙なカーキのボディカラーに要所のパーツをブラックで塗装。統一感とセンスの良さが光るスタイリングに仕上がった。
 エクステリアだけでなく、インテリアも女性らしくこだわった。ブラウンの落ち着いた色調のシートカバーをしつらえ、その風合いに合わせるようにメーターまわりのパネルもウッド調にカスタム。最後の仕上げは懐かしのナルディ社のクラッシック・ウッドステアリングだった。
「ラシーンにナルディつけている人もけっこういて、可愛いなと思っていたので私も絶対コレにしようと」
 思い通りの色に染まったラシーンは「みんなが『可愛い』って言ってくれる」と評判も上々のようだ。

インパネまわりはウッド調パネルに変更し、ステアリングはナルディクラッシックへ。「やっぱりハンドルが変わったら全然違いますね。めっちゃカッコ良くなりました」と大満足の様子。
個性溢れるスタイリングのラシーン。テールゲートは上下分割して開閉され、スチールパイプ製の横開き式キャリアを介し、スペアタイヤを装備するなどSUV色も醸し出している。サーフスタイルに仕上げた百花さんのセンスにもピッタリだ。

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