見出し画像

気付けば借金800万超え。限界ジャニオタの懺悔と決意

「今の仕事が一段落したら久しぶりに趣味で文章を書きたいな~」なんてのんきに思っていた半年前の自分には想像もできなかった。数年ぶりに書く仕事以外の文章がまさか借金を懺悔する投稿になるとは……。

そんなこんなで重い腰を上げてようやくnoteを始めることにしました。借金800万超えの限界債務者にもかかわらず「買い物したくて叫びだしそう」「現場を我慢できなくて吐きそう」といった発作に襲われている現状がさすがに怖すぎるので、自分を戒め、借金を前向きに返済していくためにも、まずは借金額とその簡単な内訳、借金をした理由、今後に向けた決意(?)などを初投稿として簡単にまとめておきます。


1.現在の借金額

結論からいうと現在の借金額はおよそ800万くらいです。改めてこの金額をみると自分でもドン引きします。

取り返しのつかないところまで来てしまった、と事態の深刻さに気付いたのは6月下旬。それから2カ月近く経った今でも「私がこんなに借金してるはずない……」と現実から逃げたくなってしまうことがあります。

しかしもちろんこれは紛れもなく私がした借金です。800万の内訳をみてみると、すべて心当たりがあります。内訳はこんな感じです。

【銀行系カードローン】
A社:190万くらい
B社:100万くらい
C社:50万くらい
【クレジットカード】
D社:52万くらい
E社:52万くらい
F社:30万くらい(リボ)
G社:45万くらい
H社:28万くらい(リボ)
I社:32万くらい
J社:25万くらい
K社:8万くらい
【その他】
エステローン:50万くらい
奨学金:150万くらい

2カ月前に自分で作った「借金まとめ資料」をもとにざっくり丸めた数字です。業績によって収入が変動する仕事なのであくまで目安ですが、年収の1.5倍~2倍くらいの借金があります。

ちなみに返済はどうしているかというと、現状止まっています。弁護士事務所に債務整理(個人再生)を依頼しており、弁護士費用の支払いが完了したのち、裁判所・債権者ともろもろの調整をして返済を始めるという流れになる予定です(認可されればだけど……。)このへんは別の機会にまた記録しておきたいと思うので、今は深入りしません。

2.借金がふくらんだ理由

それではなぜ800万以上も借金をしてしまったのか。正直に自分の実感を書くと「なんか良く分かんないけど気付いたらあった」。これに尽きます。

我ながら本当に情けないのですが、借金がこの金額になってしまうまで自分が関わっているお金の流れをほとんど理解できていませんでした。今になってやっと、いろいろな要素が絡みあってここまで来てしまったんだな、と分析できるようになりました。ここからはその振り返りを。

理由1 衝動買いをする癖があった

日常的に借金をするようになる前から私には衝動買いをする癖がありました。仕事でイヤなことがあったらすぐに新しい服を買ってしまったり、恋人とちょっと喧嘩しただけでブランドもののバッグを買ってしまったり、ストレスを感じると買い物に走る傾向があったんです。しかも私はめっぽうストレスに弱い、というか自らストレスを受けるような環境で仕事することを選んでしまっていた。予算内でできていれば衝動買いも悪いことじゃないのかもしれないけど、自分の場合はあまりにもその頻度が高すぎた。

理由2 理由もなくブランドものを買っていた

理由1でも少し触れていますが、大してこだわりもないのに「みんなが持ってるから」という理由でブランドものを買ってしまうことが多くありました。特に20代後半ごろからですね。社会人としてある程度年数が経ってきて、周りの友人たちも良いものを持つようになっている。「みじめな思いをしたくない」と無意識に感じてブランドものに手を出してしまったのかな~と思います。

理由3 休職・転職をした

現在つとめている会社に入る前、私は何度か転職をしました。20代のころは別人のようにエネルギーにあふれていて仕事にやりがいを求めていたので、ブラックだと分かっている環境に自ら飛び込むこともありました。その結果見事に心と体の調子を崩し、休職をしたり無職になったりしています。仕事をしていない期間に実家を出なければいけない事情ができたこともあり、安定した収入がない時期があったことも理由の一つのように感じます。

理由4 お金の管理をしておらず、金銭感覚が狂っていた

とにかく私はお金の管理が苦手です。家計簿もろくにつけたことがなかったし、自分の収入がいくらぐらいなのかも把握できていない時期もありました。そのため「お金のありがたみ」が分かっておらず、例えば7万くらいする手振れ防止機能のついた双眼鏡(いわゆる防振)を一瞬も検討せずに購入したり、一泊5~6万くらいかけて突発的に一人旅に行ったり、「何かを高いと思う感覚」が欠落していました。100円、1000円、10000円それぞれの価値が全く理解できていなかったんですね。

理由5 買い物が下手だった

これまで書いたこととも関係していますが、私はとにかく買い物が下手です。「複数の候補を比較、検討して値段や品質のバランスが一番良いと思うものを購入する」といった堅実な買い方ができない。その場の思いつきや勢いでお金を使います。そのせいで買ってから後悔をすることがたくさんありました。買ってはメルカリに出し、買ってはメルカリに出し……という感じです。メルカリに出しても出したお金がそのまま返ってくるわけじゃないし、結局無駄なお金をかけていたと思います。

理由6 現場至上主義のジャニオタである

いろいろ書きましたが、これが借金がふくらんだ最大の理由です。新しいものを買ったり新しいことにチャレンジしたりするのが大好き、言葉を変えれば飽き性で根性のない私が人生でもっとも長く続けているのがジャニオタです。グッズやCD、DVDなどにお金がかかるのはもちろんですが、何より私は現場が大好きだった。いや、今も大好きなので困っています。アイドルのオタクなら誰もが思うことかもしれませんが、同じ公演は1度もありません。たとえセットリストが同じでも、ストーリーが変わらなくても、そこにいる自担は毎日違う自担なのです。だから1回でも多く生きている自担を見たいし、同じ空間・同じ時間に自担が生きていることに感動したいし、しぬまでアイドルでい続けることなんてないから、保証された未来なんてないから会えるときに会えるだけ自担に会いに行きたい。……という信念のもと、現場があると思考停止状態で通っていました。が、案の定最悪の結果を招いています。

3.ADHDの診断を受けたことによる変化

さまざまな理由が重なって自分の状況を全く客観視できていない時期が長く続きました。お金の管理をしていなかったので収支をほとんど把握できていなかったし、完全なる自転車操業ではあったけど、返済は一度も遅れたことがなかったからです。

「あれ?なんか借金ヤバいんじゃない……?」と気付けたのは心療内科を転院してADHDの診断を受けたからでした

前の仕事で体調を崩してから心療内科には通っていましたが、それまでは「適応障害」「うつ」「双極性障害」といった病名を告げられ、「良くなっているのか悪くなっているのか分からないけど与えられた薬を飲み続ける」という日々が続いていました。

どうして転院しようと思ったのかはっきりとは覚えていません。前の心療内科には何年も通っていたし、主治医とも上手くいっていないわけじゃなかったけど、昔恋人に言われた「発達障害なんじゃない?」という言葉がずっと引っ掛かっていて、もういい年齢だし白黒つけたかった、というのはあるかもしれません。

結果的に転院先の病院で私は「ストラテラ」という薬を処方されました。この薬を飲み始めてから突発的な買い物や、自傷行為のような過食を減らすことができています(もともと過食癖もありました)。

私にとってこの薬は今までに処方されたどの薬とも違うもので、陳腐な言い方だけど「世界が変わった」と感じさせられました。「買い物したい!」「お金を使いたい!」という欲望がぐつぐつ頭のなかで煮えたぎっているような感覚がほとんどなくなりました

そうはいいつつ、昨日・今日でワンピースと香水を衝動買いしてしまったので、完全になくなったわけではなさそうです。ストラテラは私に自分の借金と向き合うきっかけをくれたけど、ストラテラが私の抱えている問題のすべてを解決してくれるわけではありません。自分の意志、自分の努力で、借金の返済を進めていかなければなりません。

4.絶対借金返すぞ!!!

見出しに疲れが出てきましたが、とにかく絶対に返済したいです!!!!私の現在の収入では借金の満額を自力で返済することが難しいため、個人再生という債務整理の手続きをとった上で返していきたいと思っています。個人再生は今ある借金を減額し、通常3年かけて返済していくという方法です。自己破産という選択肢もありましたが、家族への影響や今後の自分のことも考えて、返済することでなんとか生活を立て直したいと考えました。

個人再生はとにかく複雑な手続きで、「借金この額まで減らしてあげるから払ってね!よろしく!」という認可が降りるまでに長いと1年くらいかかることもあるのだとか。今は弁護士費用を積み立てている段階で、先はとても長いです。でもくじけずに前を向いていきたいと思います。まっすぐにひたむきに生きている自担を見習って、今は恥しかない人生だけど、自分を見失わずに、自担が自担の人生を生きているように、私も私の人生に今よりも向き合って少しでも自分を認められるようになりたい。

次回以降何か投稿できるかかなり不安ですが、今後の課題とかnoteとかに考えをまとめておきたいことをメモ程度に書いて終わりにします。

  • 予算内でジャニオタを続けていく方法

  • クレカ使えないジャニオタの生き方(舞台のチケット……)

  • アイドルはギャンブルや麻薬と同じと言われた話

  • 借金に困ったときどうするかの備忘録

  • 個人再生の流れの備忘録

  • 任意整理と個人再生の違い、個人再生と自己破産の違い(なぜ個人再生を選んだかの記録)

  • 買い物、過食以外で仕事のストレスを発散する方法

  • 借金や病気を友達にカミングアウトしたときの備忘録

  • ADHDがお金で失敗しないための工夫

  • 自分がお金を使いたくなってしまうタイミング

  • お金がないときの友達との付き合い方

  • ジャニオタしながら貯金をする方法

  • 副業のがんばり方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?