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死海を望む天空の巨大遺跡マサダ

ドバイを後にし、次に訪れたのはイスラエル。今回の訪問で外せないのが、世界文化遺産の「マサダ」。

イスラエル東部に位置し、死海の西側の切り立った山頂にそびえるマサダは、ヘブライ語で「要塞」を意味し、約2000前にローマ軍に追い詰められたユダヤ民族が建立した最後の砦。
紀元70年のユダヤ戦争でイエスが予言したとおりエルサレムが陥落し崩壊した後、ここに約1000人のユダヤ人が3年半にわたり籠城し、王宮まで建設するほどでしたが、最後は集団自決しました。キリストの十字架刑から約40年後のことです。

標高400Mの岩山上には、住居はもちろん、シナゴクや大浴場もあったことが伺えますが、驚くのはマサダ内に巨大な貯水施設があったこと。マサダ周辺の気候は非常に乾燥しており、滅多に雨が降らないのですが、マサダ西のエルサレム高地方面の雨水を上手く活用すべく用水路を作り、その雨水がマサダに注ぎ込むようにされていたとか。
マサダに一度足を運ぶと、古代の時代からユダヤ民族が英知を集結し工夫を凝らして生活環境を創り上げ、乾燥と山頂というこの過酷な環境下にて生き抜いてきた面影や技術力を見て取れます。


マサダへのアクセスは、テルアビブ発エルサレム経由のバスで約4時間。そこからマサダの頂上へは、ロープウェーで約3分。山頂まで歩いても登ることができ、ロープウェーにチケットも片道、往復と選択して購入できます。
(テルアビブから日帰り出来ます!)

これからイスラエルを訪れる方は、是非マサダまで足を伸ばし、かつてのユダヤ民族へ思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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