#1 幼少期〜男の子を追いかける私
初めて好きになった男の子は、
幼稚園で同じ天使白組だった。
名前は…覚えていないけれど、
色が黒くて丸顔の男の子だった。
その子をよく追いかけていた記憶だけはある。
ということは、
その子はよく私から逃げていたということで…
私は彼にとって、おそらく相当うっとうしい存在だっただろう…
名前も覚えていないけれど、
なんとかくん、当時はゴメンねっ!
実家からいちばん近い…と言っても歩いて15〜20分位の小さな小学校に入学。
生徒数も少なく、1学年1クラスのみ。
6年間クラス替えなんて無い。
うちの学年は20人ちょっと居たけれど、
男子は確か6人しか居なかった。
6人の中で私はハヤシくんのことを好きになった。ハヤシくんは細身で、
動物に例えるとシカっぽいかんじだった。
バレンタインデーだったか、ラブレターを渡した事がある。
これまでの人生で、漫画をほとんど読んでこなかった私。
けれどこの頃、おそらくジャンプ全盛期で、
『ろくでなしBLUES』と
『スラムダンク』
だけは読んでいた。
ハヤシくんに宛てたラブレターに
『ハヤシくんが前田太尊だったら私は…』みたいな事を書いて、ハヤシくんと仲のいい男子達にひやかされ、とても恥ずかしい思いをした。
確かに今思えば“なんて恥ずかしい手紙を書いたのか”と思うけれど…
友達にすぐ見せてるやん!ハヤシくん…
まぁ、小学生なんてそんなもんか。。。
そこから私はちょっと悪い男の子に惹かれるようになるのだけれど、今思えばそれは『ろくブル』の影響だったのだろう。
幼少期を振り返ると、私が“性”に目覚めたのは多分この頃で…
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