ウルトラマン第11話 / 「宇宙から来た暴れん坊」 を見ました。 #ウルトラサブスク
100文字短評
持ち主が思い浮かべた物に変身するという不思議な石のお話。冒頭の子どもたちがケーキを欲しがったり、ピアノを願ったりする下りは微笑ましい。石を盗んだ大人がイタズラに使うというのも子供らしさが感じられ…。
感想
「何でも願い事を3つまで叶えてくれるランプの魔神がいたら何を願う?」
という雑談ネタで有名の、『アラビアンナイト』の『アラジンと魔法のランプ』。
子供の頃の私は真っ先に「願い事を無限にしろ!」と即答する何とも面白みのない少年でした。
ただ、もしも仮に、魔神から「願い事を増殖させる系は禁止な!」と言われたら、何を願うか、欲しがるかと言ったら、それはやっぱり少年の頃も、大人の今も、金、綺麗なお嫁さん、楽しさ(お笑い)だと思います。(だって金さえあれば大抵のことは出来るからね)
今回のウルトラマンは、宇宙からやってきた、何でも思った通りに姿形を変えてくれる不思議な石のお話でした。
ある日宇宙から不思議な隕石が落ちてきます。
近くで元気に遊んでいた子供たちはそれに気付くと早速隕石探しに。
ヘンテコな『石』を見付けた子どもたちは、その『石』は人間の思い浮かべた通りに姿形を自由に変えてくれる不思議な存在だと気付いて、ビー玉やケーキ、ピアノなど欲しい物を次々思い浮かべて大騒ぎ。
……けど、このケーキって『石』(多分鉱物生命体だよね)だし、食べられるんだろうか…。
その後、宇宙の彼方から落ちてきた不思議な石は科学センターに運ばれ、分析されて、記者陣に向けてその分析結果が発表されることになります。
その発表の席で、『石』の力を確かめてもらうために、ある男性記者が選ばれて、自分が欲しい、欲しいと思っていたものを思い浮かべるのですが、現れたのはやっぱり綺麗なお嫁さんでした。
うん、気持ちは分かるよ。
この後のオチもまぁ面白いんですけど、そこはツブイマで確認して下さい。
発表会の席には、冒頭で少年たちの様子をうかがっていた怪しい男も潜んでおり、石の力を上手く利用して、科学センターから『石』を盗み出してしまいます。
その悪人は『石』を盗み出すと、「これさえあれば俺の思うがままだ。金だって、ご馳走だって手に入る」とか言うんですが……。
人間、子供も大人も欲しがるものって変わらないんだなぁと私はしみじみと思いました。
この悪人はいつまでも子供心を忘れない最高にイケてるタイプの大人だったようで、『石』を使って、等身大の怪獣ギャンゴを作り出し、ホテルの人間を驚かすというしょうもないイタズラをして大はしゃぎ。
怪獣ギャンゴのずる賢い子供のような戦法やどこかコミカルな仕草も大方、この悪人の幼稚な純朴な精神面が影響しているんでしょう。
ここのシーンの怪獣ギャンゴ君の戦い方や身振りはほんと可愛いので和みます。
怪獣ギャンゴの倒し方(?)も普通の怪獣とは違って独特でした。(無粋なツッコミをしたくなるけど)
ちょっと思うんですけど怪獣ギャンゴ君はある種の幻影(建物を壊すけど)のようなものであって、正体、本体はあの『石』ですよね?
この『石』の能力ってある意味チート染みているし、怪獣ギャンゴ(というよりは『石』)って結構な最強怪獣(最強生命体?)な気もします。だって「ウルトラマンよりも強い怪獣になれ」と願った日には……。
総評
ウルトラマン第11話 / 「宇宙から来た暴れん坊」、持ち主が思い浮かべた物に変身するという不思議な石のお話でした。
冒頭の子どもたちがケーキを欲しがったり、ピアノを願ったりする下りは微笑ましく、『石』を盗んだ大人がイタズラに使うというのも子供らしさが感じられ、人間、子供も大人も大して変わらないんだなぁとしみじみ思った回でした。
怪獣ギャンゴ君のコミカルでユーモラスな動き方は見ていると癖になります。
人間の思った通りに姿形を変えるという石の能力を上手く活かした、科学センターでの『石』を盗むシーンなどにはおお、とうなりました。
本日のお気に入りの台詞
そうだ☆皆にイタズラをしてやろう★
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