スライド19

試合後、子どもにかけるべきたったひとつの言葉

柱で眉間を強打し流血しました。どんな状態か気になる人はぜひTwitter(@sincekpon)を見て欲しい。

で、もう何度もテープが擦り切れるほど言ってるし、壊れかけのラジオくらい何度も言うんだけれど、「試合後はサブメンバーに声を掛けて欲しい」。言いたいのはそれだけ。以上、解散!

だと、記憶にも記録にも残らない気がするのでもう少し。

チームの中で孤独を作っちゃダメ。孤独ってさ、一人でいるから孤独じゃなくて、一人だと感じるから孤独なんだよね。だから集団の中にいるほうが孤独を感じやすい。一人を強調されるから。

特にね、孤独を感じるのは試合終了後。試合終了後って、レギュラーばっかりに声が掛かるじゃん?よく頑張ったとか、惜しかったねとか。とかとかとか。一人くらいさ、バット引き頑張ってたねとか、ヘルメットを綺麗に片づけてたねとか、褒めてくれたっていいじゃん?同じように頑張ってんだからさ。

もうね僕みたいに41歳の初老になれば、おっさんやおばさんからの黄色い声援は要らないよ。うん。たぶん。いや、ちょっとは欲しい…。

でも子どもは敏感だよね。「やっぱり誰も僕のことなんて見てないや」って。「僕は透明人間ですか?」って。「ヘルメット綺麗に並べるのやーめた」って。すごく孤独に感じる。

悲しいよね。チームに一人でもそんな思いをする子どもを作っちゃだめだよね。たとえその子が車の中で興奮して騒ぐ子どもであっても、お菓子をボロボロこぼす子どもであっても、がめつい子であってもだ。孤独だけはだめ、絶対。

だから、もしあなたがチームの関係者なら、レギュラーの子どもにこう伝えて欲しい。「ヘルメットを並べてくれる奴がいるから集中して打席に立てるんだ」と。だから「ありがとうを伝えような」と。

で、もしあなたが保護者なのだとしら、サブメンバーにこう伝えて欲しい。「大きな声で応援して偉かったね」と。応援せずにしゃべっていただけだとしても嘘も方便。「あ、大きな声で応援しなきゃ」ともなる。

そうやって大人も子どもも関係なく一人一人がつながる。それがチームの輪。もうあと1ヵ月もないけれど、2019年の合言葉は「世界に広げよう友達の輪」だ。この言葉の意味がわかるあなたは私と同じ初老なのかもしれない。

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