夏服について

夏服に何を求めるか。
服好きやファッション好きはおしゃれさと快適さの両立を望むだろう。しかし近年の夏は暑すぎる。おしゃれどころじゃなさすぎる。
この毎年の酷暑の中でのおしゃれを模索していこうと思う。

まず、猛暑の中での私生活で涼しい服、快適な服とは何かを考える。
極端なことを言えば全裸にサンダルを履いて日傘をさすことが1番涼しいと思う。日傘で日光を遮りサンダルで足を守る。夏は遮光性と通気性が涼しさを求める上で大切になると考える。服なんて着たら暑いだけですからね！
しかし服を着ないわけにはいかないし服の話をしている。


夏服に求める要素は、通気性、肌離れの良い生地感、吸湿性、速乾性だろう。
夏の街着の機能性について服の要素に分けて考えていく。

1.生地
ベストなのはリネン系だろう。上記の求める要素を全てクリアしている。
次いで化繊。昨今は優れた生地が開発されている。例えばエアリズムやクールマックスなどもそうだろう。
その次はコットンだろうか。ブロードなどの布帛生地もものによっては悪くない。コットンのカットソーは定番であり比較するにあたってのベースとなる。
レーヨンも半袖シャツなどによく用いられるが吸水性が低く汗をかいた時に不快になるので個人的には真夏には好んで着ない。
ウールやシルクなどは最近流行っていておしゃれな生地感で高い値段で売っている。それらの生地の機能性は声高に語られるが果たしてそれは本当に機能を発揮するのか？見た目は良いしおしゃれにだと思うが街着としての機能性は正直自分は信用していない。あれらの生地の絶妙な起毛感が夏には鬱陶しい。そして夏は必ず汗をかく。気軽に洗えることと耐洗濯性は必須条件だろう。

2.形
風通しの良い形が良い。トップスならデカめの半袖シャツがベストだと思っている。袖や裾、首元に余裕があり風通しもよい。となれば速乾性も上がるだろう。
Tシャツは普通だよね。メンズのタンクトップは流石に厳しいと思う。工夫があればいいとは思うが。
ボトムスは短パン一択。トップスと同じくデカければ通気性が良い。

3.その他
帽子や日傘もあれば効果的だろう。
足元はサンダルじゃなきゃやってられないね。ビーサンは夏感があっていい。
シャツやＴシャツのインナーにエアリズムやタンクトップを着る人が多いが個人的にはない方が快適だと思っている。シャツ系を着ている場合は前を開けることはできなくなるがそれでもインナーを着る分暑い。それらのインナーはタックインするとあからさまに暑さが増す。素肌にアロハシャツが1番気持ちいいよねって話。
どうでもいいけど黒いTシャツと白いTシャツを比較して白いTシャツの方が涼しかったみたいなのはTVでやってた。

ここまでをまとめると。
リネンの半袖シャツと短パンにビーサンが1番快適。
夏に適した帽子や日傘があればなお良し。
といったところ。


しかし上記の条件は快適さ涼しさのみを考えている。おしゃれさについても考えたいが昨今の流行りには詳しくないし個人の感覚によるので難しい。流行っいる服みんな暑そう。
それはさておき一般的に半袖短パンは子供っぽくてオシャレではないとされている。工夫によっては半袖短パンもおしゃれにできることは間違いないが、無難におしゃれをしたいなら半袖長ズボンもしくは長袖短パンがよいだろう。一般に素材感やアクセ、帽子などで情報量を増していくのが夏には良いとされている。
まじ夏にちゃんとオシャレしている人尊敬します。

自分の夏のお気に入りスタイルは、古着で3500円で買った大きめのアロハシャツに短パンビーサンだ。短パンとビーサンは基本的にどんなものでも涼しい。
ポイントはトップスで、サイズ感と生地感が大切だ。自分が気に入っているものはコットンのブロードのような布帛の生地なので気持ちいい上に吸水性も高い、汗をかいてもすぐ乾きサイズも大きいので風通しも良い。
ブランドや生産国には特にこだわっていない。モノの雰囲気が良くて着ていて気持ちよければ。

ブロードのシャツを素肌に着ることは裸でシーツに包まれることと同じと言う話があるがまさにそれでかなり気持ち良い。
個人的に夏は素肌コットンアロハを推している。古着でいいものがないか今年もパトロールするつもりだ。