見出し画像

残らなくても、確かにあるもの

高校時代の話

高校時代、私はかなりの行動派でした。
というのも、当時の私はThe・アイドルヲタク!

主にももいろクローバーZさんの現場に通っておりました🍀

当時勉強よりもバイトが好きで、週4で働き、夏休みなどの長期休暇があれば、オーナーにお願いしてシフトを入れてもらっていました。
夏休みは9:00〜13:00、一旦帰って17:00〜22:00までしっかり働く。

…あれ、労基法違反してない?ってくらいバイトに本気になっていました😅

そうして得た大切なお金は、主にライブの遠征費へ💸


東京を拠点とするアイドルさんって、本当に地元ではお目にかかれないんです…。
地元・愛知県でのライブはなかなかなく、でもライブパフォーマンスが魅力!
ももクロさんに会えないのは辛すぎる…。

「こんなにハマるなんて、今後はないかもしれない。社会人になる前に遊び尽くしたい!」
と忙しいバイトの合間を縫って、東に西にと遠征に通っておりました…。

若かったんだな、私。

ここで、当時の私の「我ながらすごかったな」という思い出を。

これはあるクリスマスライブのこと。
24、25日の2Daysライブ、場所はもちろん関東。
これは、行くしかない…!!

しかし、バイト先はコンビニエンスストア。
当然のように人手不足で、休みなど取れそうにありません…。
泊まりがけの遠征ができないとなると、どちらか1日は諦めるか??いや、諦められない!!

そこで私は、バイトを休まずに2日間ライブに行く方法を考えついたのです!!


👉①1日目のバイト終わりに新幹線でライブ会場へ直行!
②ライブ後、すぐ新幹線で帰宅!
③2日目、バイト
④バイト終わりにまた新幹線でライブ会場へ!
⑤ライブ後、夜行バスでゆっくり帰宅!


…どうでしょう。
高校時代の私、なかなかすごい体力だったなぁ。
今は考えるだけで気力が抜けてしまいます(苦笑)

バイト代をほとんどライブ・グッズ・遠征に使っていて、よく考えたらもったいなくない??と思われそうですが、当時の私の頑張る理由はライブだったんですよね。
バイトも学校も苦手だった私にとって、笑顔でパフォーマンスを届けてくれるももクロさんは憧れでした。

ほかにも素敵なことがあって、たとえばTwitterでヲタク仲間(ももクロさんのファンは モノノフ と呼ばれます)を探してライブ会場で一緒に写真を撮ったり、お話をしたり…
とても楽しい時間を過ごせましたし、学校やバイトだけでは出会えない人達との人間関係の勉強ができたりとヲタクでなかったら経験できなかったことばかりでした。

今も残るもの

現在の私は仕事や体力の問題で、アイドルヲタク活動や遠征からは離れています。
当時出会った人達とは散り散りとなったり、グッズなどは引っ越しで断捨離したりと、正直残っているものはありません。

しかし、残ってない=何もない なんてことはなかったと思っています。

人や物は残らなくても、当時の未熟な私が経験できたことはすべて今の私の中にも確かにあって、今も生きるヒントをくれたりするのです。

#私の遠征話

この記事が参加している募集

私の遠征話

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?