イオンシネマの車椅子の件（考える材料をスクラップブックした）

2024年3月18日 23:07

イオンシネマで車椅子を女性スタッフに何回も担いでもらった人の件について。先日JAL便で那覇から石垣空港行きの航空機まで車いすを押してもらい、地上係員が後ろについてたのに車椅子が横転し、その衝撃で神経をやられ、今も手のしびれが治らない障害者の私から言いたいことがいくつかあります。 https://t.co/xFaDI8PIlL
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

障害者の立場ですが、世の中は完全なバリアフリーではないのですから、自分の身を守るためにも、係員に無茶な要求をしてはいけません。車椅子を抱えて段差のある所を移動するなど、自ら転倒リスクをあげる危険を冒す行為です。それ以上障害の程度を上げてどうするのですか。障害者差別を訴える以前に
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

まずは自らの安全が最優先です。私の場合は段差を抱えて移動したわけではなく、平地を移動し、健常者がターミナルからバス移動する場所については、コンテナ式の車に乗って移動していました。きわめてよくある移動方法です。それでも転倒事故は起きたんです。足が丈夫でない/動かないから車椅子なわけ
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

ですから、車椅子のバランスが崩れたら自分で立てなおすことはできません。私の車椅子を押していた地上係員の女性も一緒に倒れてしまいました。そういうものなんです。あってはいけないことですが、現実はそういうものなんです。ですから、身体の自由が制限されている人間は、健常者以上に慎重であり、
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

場合によっては、自分のために建設的に諦めたり代替手段を考えることが必要だと思います。バリアフリーでないことや、介助を気持ちよく受けられなかったことへ文句を言う以前に、自分の身を守り、介助してくれる人を危険にさらす可能性を極力減らすのは障害者としての生きる知恵だと私は考えます。
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

設備が整っていない場所に行けば、「次からは他に行ってくれ」と言われるのは当然です。双方の安全が保障できないからです。騒ぎが大きくなったのでイオンが謝罪文を発表しているようですが、私はイオンには非はないんじゃないかと考えます。移動の危険性がまずないと考えられる日本の航空会社の建物内
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

において、私が身体障害者であることも伝え、これまでに何度も同様のサービスを受け、日本航空も私の障害を把握し、介助を事前に了承したうえで引き受けて下さっても、転倒事故が起こり後遺症が出てしまっているんです。ましてや、イオンシネマに事前了承も取らずに出向き、介助訓練を受けていない人に
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

段差を数段も車椅子を持ち上げて人を移動させるなど、安全を軽視した行為だと思われても仕方ありません。身体の状態に合わせた人生の楽しみ方というものがあると私は思います。世の中が完全なバリアフリーでない以上、障害者は自分のためにも自衛が必要。そう考えたら腹も立たないのではないですか？
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

幸いイオンシネマの車椅子の人は、気分を害した程度で済んだようですが、もし私のように身体に障害が残る事故でも起こしていたら、イオンに対する怒りだけでは済まなかったと思いますよ。仮にイオンを相手取って訴訟を起こしたところで、失った身体機能は二度と元には戻らないんです。それが現実です。
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

与えられた身体機能と生活環境とのすり合わせ方を間違うと不幸になります。くり返しになりますが、私自身そして私の身近な親族の全てが身体障害者として命を散らした環境で生きた、そんな環境で育った私が、半世紀以上生きてきて強く思うことです。世の中を変えるために声を上げることを否定しませんが
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

それ以前に、障害者側も安全配慮義務を怠ってはいけません。自分自身や介助者の安全を犠牲にしておきながら、やれ障害者差別だ謝罪しろというのはお門違いだと思いますよ。イオンシネマの車椅子の人の件については、私は同情の余地なしだと思います。
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 16, 2024

●お知らせ
意図せず投稿が大きくバズり、複数のメディアから取材の依頼を頂戴しておりますが、私の障害は手足のみならず発話機能を含む脳内活動の一部にも及んでおります関係上、静かな環境で暮らしたいと考えており、メディア露出は控えさせていただきたく存じます。諸事情ご賢察頂けると幸いです。
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 17, 2024

ここまで、スクラップさせてもらったので
この方のSNSを紹介しないと！！

●お知らせ３
バズったら宣伝していいという慣例に従い、私の成育歴や日々の暮らしについて書いたブログを貼らせて下さい。

脳動静脈奇形が私の家庭を壊し始めたhttps://t.co/oUxg03UV8x
【弔辞】私の将来を開いて下さった先生にこの記事を捧ぐhttps://t.co/N6WHLegak6 pic.twitter.com/9TXNTjGu3V
— くりからん | 楽しむ病人生活 (@imeyun_kana) March 17, 2024

基本的に、
世の中ってのは
マス層の利便性を第一に設計をする。
そのうえで
できるだけ、取りこぼしをしないように
チューニングするもんだと思っている。

これが合理的選択

今回のことでいえば
事前にサポートの予約ができるようになるといいですね。

ん？
急に行きたくなったときの自由は認めるべきだって？

ふむ

気持ちはわかるんだけど

新しいビジネスモデルを立ち上げるか
イオンの大株主となって、リクエストしなさい。

利益を見込めるなら
企業はうごきますよ！

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